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門出

カームブルグ役所


国防課 事務所


書類の山で囲まれた机に座り

黙々と事務処理をしているトーデンド


そこに受付の女性が報告する


「トーデンドさんリョク様が面会したいそうです」

「ん?急だな、いつもは、アポ取るのに」

「はい、出来るだけ早く伝えたいことがあるそうです」

「お茶も飲みたかったしちょうどいいか、客間に通してくれ」

「分かりました」


ボロボロのリョクと、くたくたのミチルとユキチャン

が客間に通される

急いで、シャワーを浴びて、着替えて感じだ


「至急、報告したい事があると聞いたのだが、なんだね」


「あの、外れにある寂れた教会が爆発しました」


「えぇぇぇ~」

トーデンドは、情けない声を上げた


リョクは、事の顛末を話した。

”ピースブレーカー”について


「そうか、それは、”ピースブレーカー”の無効化に成功したと考えていいのかね」


「そうですね、あとは、ドーズアルカ君の善意を信じるしかないでしょうね」




カームブルグに帰還する少し前


何とか、”サンライト”から逃げおおせ、身の安全を確保したリョクは、

恐ろしい吐き気に襲わた


自動二輪車に運転に支障が出るほどなのか、

運転を止め、その場に倒れこんだ


「リョクさん!」


すると、ユキチャンがスッと体に巻き付きその気を吸っていく


「はぁ、はぁ、ありがとうございます。楽になりました」


ユキチャンは、無表情で口を閉じている

”30分ここで休みましょう”


「は、はい」



30分後



平原で正座してるレイス3体と

2人とユキチャン


レイスA「いや、ちょっと調子にってました」

レイスB「ホント勘弁してください」

レイスC「もう二度としません」


「ドーズアルカ君にどれくらいついてましたか?」


レイスA「……」

レイスB「……」

レイスC「……」


「じゃ、誰が一番長くついてたか、指をさしてください」


二人がAを差したAは、Bを差した


レイスA「お前ら…!」


「じゃ、その二人は、開放するとして、ミチルさんお願いできますか?」


「はい、何とか詠んでみます」

訳したミニ経本と、鐘を持ちだすミチルさん


ミチルさんの唄をバックに、レイスAと話す


「どれくらいからついてました?」


「…ダンジョンで野営してるときにつきました」


「それじゃ、カームブルグのあれは、ドーズアルカ君に魔が差しいただけか、何でも怨霊のせいにするのもよくないしね」


「そうだ、そうだ、結界が割れたのは、あいつの精神が弱かったからだ」


「……」


「…あ」


「ユキチャンあと、30分くらい飲み込んでてもよろしんじゃないんでしょうか?」

口を開けてレイスAに近づくユキチャン


「悪かった、悪かったよ、もうそこは、勘弁してくれ!身動きが取れない状態で、98度のサウナに閉じ込められた感じだった」


「30分くらいなんですか、身動き取れないのは、いやだけど」


「一応、言っておくが、奴にもその気があった!それを後押しして何が悪い!」


「ユキチャン、お願いします」


「うあぁ、すいません、あそこもう嫌です、成仏させてください!」


その日3つの魂が天へと上った



話は、カームブルグ役所に戻り


「そうか、例によって、現場には派遣するとして、エルフか聞きたくなかったなその話」


「僕も言いたくなかったですよ、という訳で僕は、一旦この国から離れます」


「ん!そうか、冒険者リョク殿の自由意志だ好きにすると良い。そうだ、あの自動二輪車”パトリエ”の乗り心地はどうだった?」


「最高でした。ありがとうございました!」


分かれの握手を結んだ

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