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代償

突然、水晶の映像が消えた、しかし座標の位置は、まだ把握している

日が昇った


「ジェニスさん、日が昇った、スキルの発動を!」


「分かってる!」


パン パン


チートスキル”サンライト”が発動し、寂れた教会に耐えがたい日の光が与えられた


スキル発動の確認後

ジェニスは、ミミララに駆け寄る


「ミミララ君早急に俺をあの部屋に送ってくれ!」


「了解!」


呪文の詠唱後、ジェニスは、飛んだ



6畳ほどの和室、ろうそくを明かりにその中心に、けものの耳を生やした老年の美しい女性が鎮座している


長い髪の端が部屋を囲う大繩に無数に編み込むように結われている。その方はとてもご機嫌で、にやにやとしている


飛んできた、ジェニスに嬉々として話しかけた


「ジェニスか、ちょうどよかった」


無数に編み込まれた髪の1本がプチンと切れた


「○○様、大丈夫なのか?」


「何を大げさな、信者の一人がわぁしの元を離れただけじゃ」


「はー、良かった。俺は、”使い”のダメージがそのまま、あんたに入るのかと思ったよ」


「あれは、リョクの覚悟の行為じゃ、しかし一人を愛しすぎたかのぉ」


「アンタの与える愛は、歪んでる」


「じゃぁ、返してもらうか、リョクに与えた愛を」


「…はぁ?」


「もう、あやつは、信者でもなんでもないからのぉ、凄く当然の話じゃ」


「待て…あんたは、何も、リョクに与えちゃいない、やめろ」


「これは、もう、やめろとか、そういいう話じゃない、与えたもの返してもらうそれだけじゃ」



佐伯緑に与えたものそれは…

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