表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

86/232

エンキリ

時間が空間が動き出した


身を整え、ミチルさんも整えさせる


「リョクさん、なん…う!おぇ、おぇぇぇ」

ミチルさんの口からどす黒い光る油のような、コールタールのような

液体が解放された


「全部吐き出して」


「うぇ、おぇぇぇ」


それは、明らかミチルさんの体の容量を超える量だ

全て吐き出されたそれは、集まりだし、一つの形を成し始めてた

着物を着ていて狐の耳のシュルエットに見える

その、表情は、喜んでいるのか、悲しんでいるのか、泣いているのかわからない


「リョクさんこれって」


「ババ様の”使い”って所でしょうか」


そうだ、思い出した!

ミチルさんとあのボロボロのカラスと会ったのは、

ババ様の神社じゃない、あれは、

見せられた夢の中の映像


「これで、座標は、指定できない、ここから逃げましょう!」


「待って!」


ミチルさんに手をつかまれる!


「まだ、やることがあります!」


「っつ!時間が」


「けじめを付けてください!」


漆黒の”使い”がただこちらを見ている


ミチルさんが僕の手を刀の形になるように手を握り

もう片方の手で肩を持ち、身を寄せる

ユキチャンが顕在なされた、2人を見守る


二人で組んだ、”還魂の触媒”がどちらともなく持ち上がり


リアルワールドのどの選択よりも辛い選択だった

そして、リョクは、


覚悟を決めた


「もう、厄はいりません、だから僕を忘れてください、ババ様」


自分の意志で振り下ろした





ピコン


<リョクは、生前、願いを込めた神に”けじめ”をつけました>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ