普通の転生者は、システム上で無限バックパックを所持しています
「クイック・バックパック」
ドーズアルカは、何もない空間から何かを取り出した
ハンドガンの形状をしたそれは、
バレルの下にシリンダーが付いており
グリップに続くフレームと共に接合されている
口径は小さく9mmもないだろう
「”メカニック”か」
メカニックが使える触媒を用いた圧縮空気式の小銃
その構造自体は、リアルワールドでも再現可能
違いは、火薬に当たる所が魔力で補われる
恐らくドーズアルカは、風属性
威力は、使用者の出力で変わるが、上級者で
やっと、リアルワールドレベルの攻撃力になる
僕は、木製のナイフを取り出す
ネフィリムは、まだ静観している
もう、ちょっと頑張って説得してくれよ
「まぁ、ここまで来たら引けないか」
お互いに、得物を構えた
そして、ドーズアルカの右手側に動き接近する
スップ!
気の抜けるような発砲音
しかし、当たらない
やっぱりだ!
ババ様と契約”厄災の抽出”により僕の身は厄に溢れている
確率で成功するシステムは全て失敗する
本来ならさっきの攻撃は回避が失敗して当たっていた
が、ドーズアルカのチートスキルにエラーが発生
失敗の失敗が起こった。そして、
ドーズアルカは、慌てて、
小銃に風の出力をしている
間に合うか、ナイフを捨てて
背中に回り両手を当てる
僕は、戦闘時、必ず必中の攻撃
近接での攻撃や、身に宿す触媒だけを使う
魂を介して生気を送り込む
必中の、体力回復魔法だ
「ガッ!」
回復のエラーがどんな処理が行わる変わらないが
ひるんでいる
連続での行動、左手だけを体に当て
ドーズアルカから邪気を奪う
頼む、これで戦意を喪失してくれ!
構造上、玉を込めなおさないと
撃てないはず
ドーズアルカが、がむしゃらにこちらを振り向く
とっさに、後ろに下がり間合いを取る
「もういいだろ、ドーズアルカ君、今での頭が冷えたでしょ」
銃は、こっちを構えていない、斜め下を向いている
「あぁ、終わった」
ドーズアルカは、そうつぶやく
「ふぅ、良かった、それじゃ、カームブルグに」
ガクンッ 突然足に力が入らなり、膝をつく
下を見ると、太ももに線が入り、じわじわと赤い液体が出てきている
シュー、静かな風の音、銃口から鳴っている
「近距離では、ブレードになる、ネフィリム以外には初めて見せるよ」
勝負を制したのドーズアルカだった




