速火の一撃
トージ君と、初めに、会っていたらしい、川辺で
ミチルさんと顕在なされたユキチャンに
見守られながら、魔物との戦闘についてレクチャーする
それと、
自分の魂を介して魔を火に変換する”火の触媒”
についても、教えていく
的を三つ並べ、
右手で刀の形にして、手首の振りを火の魔力を出力する
三回連続で
ボフッ! ボフッ! ボフッ!
全ての的にしている石が炎に包まれる
「トージ君、今のやってみて」
「はい!リョク先生!」
「さっきと同じで構え、狙い、放つ!」
ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!
僕の出力と桁違いの炎が上がる
「…うん、すごい」
「か…加減したつもりだったんですけど」
「そうか、よし!それじゃ、火の触媒については、もう教えられることがない!」
「え!そうなんですか」
凄く意外そうな声を上げるトージ君
「僕が使えるスキルはさっきの”速火の一撃”のみ!だけど、安心して。君は、いろんな
スキルを覚えられる。アマノヒメ様と契約をしているからね」
「う~ん、何かアドバイスとか無いですか」
「そうだね~、少なくとも、この世界で火の魔力を出力するスキルは、全て使えると思っていい」
「……凄すぎませんか?」
「凄い能力だ、君がちゃんと正しく使うことを祈るよそれと
このスキルを使うときは、必ずダミーを触媒を使うように」
「なぜですか?」
「触媒なしで能力を使うっていうのは、見えないナイフを振っているようなもので
ばれると、かなり警戒される」
「仲間でもですか?」
「そりゃ、母親とか信用のある身内なら話してた方がいいかもしれないですが、
基本は、スキルを隠していくのが冒険での暗黙のルールになっている」
「ただ、冒険って魔物を退ければいいだけじゃないんですね」
「その通り、僕も、セーカさんの帳ついて深い詮索をしなかったようにね
パーティを組むとしたら、何のジョブで、大まかにできる事を知る程度でいいかな」
「まだ、まだ覚えることが多いですね」
「まだ若いからどんどん吸収行こう、この触媒は、どんなタイプの魔法スキルを
持っているか、相手の身なりで何のジョブか?それを常に観察して、学んでいく」
「分かりました」
「それでいて、僕らみたいな、例外もいる。固定概念にとらわれると足元をすくわれる」
「やっぱり、まだ、難しいです」
「フーム、そうだ!トージ君、炎の壁とか出せそう?」
「多分できます。」
僕は、トージ君から距離をとった
「それで、僕を攻撃する感じで放ってみて」
これは、僕の戦闘訓練でもある
「危ないですよ!」
「大丈夫です、こうでもしないと、伝わらないこともあります」
「分かりました、じゃ!いきます」
どこで、そのスキルが発生するかを見極める
トージ君の目の前が揺れる、どうやらそこに出すらしい
好都合
僕は、手でミチルさんとユキチャンに合図を送った
炎の壁が現れる、その壁は、ゆっくりと折りたたまれるように
僕を挟み込んできた
「ここまで、うまく操るなんて!」
トージ君視界から外れた瞬間、ミチルさんがバックパックを投げ
ユキチャンがそれに入られる。
霧の結界を発動させ
白蛇様の目を発動
ミチルさんにトージ君の場所を、確認してもらう
その場から動いていない、目線は正面を向いている
炎の壁は、多少にムラがあるようだ
一番薄い場所を見つけ、そこに飛び込み
一直線に術者に向かいナイフを当てる
「え…はぁ?」
状況を理解していないトージ君
は、徐々に理解していき
「ズ…ズルですそんなの、3対1なんて」
「ふふふふ……イフリートを相手にしても、そんなこと言えますか?」
「う…言えません」
そこからは、戦闘について自分が教えられるをできるだけ教えていった
長いような短いような、そんな時間が過ぎって行った




