セカンド
目の前で、自分と同じくらいの背丈の人が
吹っ飛ばされた
周りもそれに、必死に対応している
手をつかまれ、移動させられ、
気が付くと炎が目の前にメラメラと燃える
揺らめくその炎を越して
怒りで顔を歪ませた魔人と目が合う
どっくん!
母のような声が頭に響く
(あの、魔は、ここにいる全員を殺したいらしいの)
どっくん
(さぁ、やり方は、そこのギバーがやってたじゃろ?)
どっくん
(私と契りを結べ)
「はい、アマノヒメ様ここにいる、全員を守ります」
トージは、迷いなくその炎に左手を入れた
熱いでも、暖かくとも感じる
左手から流れ込んで来る熱を右手で出力させる
ぼぼぼぼぼぼっ!
アサヒ・トージ
契約「アマノヒメ様」
始動
その能力は、火属性最強の出力を誇る
「うおおおおおおおおお!」
渾身の力を込めて、イフリートに火を出力する
火の耐性がある、イフリートにはダメージは通らないが
その熱風で体が吹き飛ばされた
リョクさんが、その状態に素早く対応して命令を出す
「リームさん今です、弓で攻撃です」
「はい!」
お母さんは、3本まとめて、イフリートに矢を放つ
ぐぁぁぁ!
胸を貫かれイフリートが叫ぶ
やっと、ダメージを与えられた。
「トージ君、今から石を投げるから、僕のタイミングでそれに対して出力して」
「え?わ…分かりました」
イフリートの正面左側にこいしを投げられた
”今”
合図が送られ、それに反応し出力する
ドゴォ!その衝撃にまたも、体をひるませる
「ナイスだ!トージ君、じゃ、次は本番」
「え!」
「さっきと同じようにすればいい」
リョクさんが、石をイフリートの方に上投げする
その後、鉄のやりを、構えて、イフリートに間を詰める
リョクさんがイフリートと対峙する
「いま!」
「はい!」
イフリートの後方に落下している石に向けて火を出力する
ドゴォ!勢いをつけ、イフリートが前に倒れる、そして
リョクさんの構えた鉄のやりがイフリートを貫いた
床に伏した、魔人を警戒を解かずにリョクさんは、見ている
ぐおおおおおおお!怒りと憎悪に満ちた咆哮が、試練場の最奥から
響いた
そんな、
「鉄のやりに、出力を!」
魔人にとどめ?僕が!?
イフリートは、鉄のやりを抜こうとしている
「ここいる、全員を守るんだ!」
ああああああああああ!
僕は、魔人の中にある、鉄のやりに向け、炎を最大の出力で放った




