炎の試練場 その1
「僕は、村長言われてトージ君を見張ることになってたんですが、村をくまなく見ても見つからず、もしやと思い、ここの祭壇にきました。そしたら、炎の試練場に走るトージ君を見かけて慌ててここに、入りました」
と、3人に説明するリョク
通るか?
「あなたは、”使い”の方?」
トージ母がそれに応える
「そ、そうです。サエキ・リョクと申します」
通るのか?
「大丈夫だった!ケガはない?」
通った!通ったけど
「トージも、大丈夫?」
「お母さんも大丈夫?」
「大丈夫、悲鳴を聞いてここに来たんでしょ、
あんた、体が勝手に動いたんでしょ」
「あぁ、うん、ごめんなさい」
ふぅ、それともう一人、巫女の少女に目を向ける
「終わった……」
消えた松明に目を向けて、絶望していた
とにかく、状況を整理してまとめよう
巫女の少女はセーカさんと言う様だ
トージのお母さんは、リームと申された
ここまで来たらもう、隠していても仕方ないので
トーデンドさんの極秘の情報
アマノヒメ様の結界が弱っているかもしれない事を説明し
この事態は、それが原因ではないかと推察する
それを聞くと、リームさんも、薄々結界の弱りを感じていたという
ここからは、トーデンドさんと同じように
今すぐ事が起こるとは、思っていなかったそうだ
「それでも、この神聖不可侵の領域に断りもせずに入るのは許されません
<原初の日>も、あなたが、もっとちゃんとしていれば消えなかった!」
巫女の少女に責める
「申し訳ないです」
「セーカさん、それは、あんまり、この子が来なければ、もう太陽が拝めなかったのよ」
「<原初の日>がなくなってしまえば、どちらにしても同じです!
お清め前の最高レベルの試練場をどうやって攻略するんですか!」
「あの、炎の試練場について教えてもらっての良いですか」
炎の試練場(最高レベル)
それは、S級の冒険者ですら攻略は容易ではない
試練場に滞る、アマノヒメ様のご神気
それを魔物が
吸収し、その特性が色濃く出た魔物が出現する
麻痺にらみを持つゲイザー、
チャームの状態異常を起こすサキュパス
火を噴くオオトカゲ サラマンダー
触れるとその身が焦がされる ウィル・オー・ウィスプ
そして、この試練場のボス 炎の魔人 イフリート
ん?
もしかした、何とかなるかもしれない




