ギバー
結局言語をマスターするのには、1っか月位かかったが、
その間に何もなかったわけでもない。
会話がおぼつかないことは、許してほしい。
衣服、荷物、白蛇サマのお数珠は、所持している。
手鏡で顔を確認してみると、ちょっと幼い感じになったか?
ここにいる、種族に容赦が寄っている。
最初に会ったあの二人組は、どうやら夫婦のようで、
かなり世話を焼いてもらった
奥さんの方は、アサナさんで旦那さんの方は、エアルさん
エアルさんの方基本的に無口で警戒されているようだった
「あなた、転生者だったの」
「うん」
「だったら、長老のところに行きなさいな」
「長老?」
アサナさんは、棒をついて腰の曲がった老人のジェクチャーをした
あぁ 老人 長老ってことかな?
「えっと、どこですか?」
「そこ、すぐ後ろ」
「なんて…」(ご都合主義!)
「私が、話を付けてくる」
「はい」
「…」
エアルさんと残る
何だろう、何か気まずい
「リョク」
「はい」
「何できる?」
僕は、稲を鎌で刈るジェクチャーをした。
ふむ、と少しだけ空気が和らぐ
「なら良し」
長老の家にて
「その昔、わしのおじさんがまだ子供だった頃~」
話を要約します。
約90年ほど前この土地は、寒冷地で
先祖はその中細々とした暮らしをしていた
しかし、ある時”セタカサマ”と言われる神々が現れ、
この土地に、暖かい日の光と、城壁で囲まれた土地をくださった。
それから、我々一族は、そのことに対し限りない感謝をこめ、
農耕し、毎年作物を捧げている。
ふーん、何か隠してるな、あるいは、教えらていないか
長老の家を後にして、労働するから、
食わせてほしいとお願いすると
二人は、快諾してくれた。
「しかし、スポーン地点が村の中は、珍しい!」
「そうなんだ」
「うん、普通は、あの城壁の塔でスポーンするらしいよ」
「ふ~ん」(なんだろ、召喚酔いでそこから抜け出したとかか?)
「そうね、何年周期かしらね、実をいうと私初めて見たわ」
「…あ!」
「えっ何?」
「いや、何でも…」
閉鎖的な空間と従順な労働者足りないのは、
新しい血か!
それがないと、血がどんどん濃くなる
なるほどな、
ちょっと、待てじゃ、僕やばないか?
あの城壁の塔の召喚装置部屋で、エルフの二人が会話をしている
「んで、ハンス君、寝てたと」
「…はい。」
「ので、転生者を逃がしたと」
「はい」
「チョップ!」
「いて!ジェニスさん、それパワハラですよ」
「俺が、お前ぐらいの時はこれぐらじゃすまなかったぞ」
「うぅ…すいません」
「まぁ、いいや、転生者の能力次第じゃ、抜け出せる場合もあるし」
「で、ですよね」
「いや、寝てたのは、完全な過失だろう、始末書ね」
「う…わかりました」
「お願ね~。だが、この地での転生者だ、ろくなスキルもないだろうし、もうすぐ、”フェス”が始まる その時に炙り出るだろう」
のちに分かるのだが、”セタカサマ”は神様とかじゃなくて、そうゆう人種、分かりやすくエルフと記す
対し、自分ら側は、小人族ホビット?なんか違うな、そうだなささやかな皮肉を込めて奉仕者と記すか