報酬は、大体450万円です
<霧の中のフェス>それの相応の報酬をもらい
役所を後にした
「こんなにもらっていいんですか?」
「あぁ、国の混乱を防いだんだ、もらってくれ」
トーデンドさんは、すごく良い顔をした
ミチルさんには、
この国の結界が少しずつ弱っていることは隠し
この国の神様について調べることになったと伝えた
「よっしゃ」とミチルさん
「今日は、そのクエスト受注祝いでどこか飲みに行きましょうよ」と続ける
「祝いか、よっしゃ!そうしよう!」
翌日
カームブルグその領地の大半を占める湖
ミルズス湖
ゆらゆらと朝日が反射し揺れる
穏やかな水面、
そこへ
ゴォーっと、水に浮かぶように走る
小型のクルザーのような船が
凄い速さで巡航してきた
火属性の魔法をジェットのように数か所から出力させ、
大きな出力で推進力を生みだし、
細かい出力で船を安定させている。
その、出力操作には、熟達した技術が必要で、
それ専門のジョブが存在する。
”クルー”と言われるそれは、
それだけで食っていけるほど、恵まれたものだった。
「観光かい?」
ゴーグルをつけ、日焼けした初老のクルーが
乗客の2人とユキチャンに話しかける
「いえ、ギルドのクエストですね」
「ほぉ、じゃ守り人が目的地?」
「そうです」
「珍しいな、これに乗るお客さんは、大概が釣り人でね
対岸の鳥居に渡るのは少数さ」
「少しはいるんですね」
「あぁ、だが、許可証がないと鳥居先の検問を通過できないからね
雰囲気だけ味わってすぐ帰る、あんたは持ってるんだろ」
「はい、ただギルドの内容は、口外できないですね」
「そうか、まぁ頑張りなよ」
ミチルさんは、高速で動く景色をまじまじと見つめている
僕もそうする、きっとあの鳥居を越えたら、ぼーっとなんてできないだろう
だから、いま思考を止める
「それじゃ、五日後でいいんだな?」
「はい、助かりました」
2人は、ペコリと礼をする
「アマノヒメのご加護があらんことをってね。じゃまたな」
ゴォーとクルーズは、音を立て船着き場から離れていった
僕らは、鳥居の前に移動し一礼した




