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お神酒

緩やかに蛇行する道を下り2人とユキチャンは、

少し開けた場所に出た、

”カームブルグ”までほぼ一直線の道だが、

その城壁は、まだまだ遠い


日が暮れてきた


「野営しましょう」


「危なくないですか」


「…交代で見張りをたてるしかないですね」


パサッと目の前が真っ白になった

ユキチャンの袖が僕を覆う


いつの間にか顕在された

ユキチャンが

”私を見てて”とアピールしておられる


手を握り合わせ、目をつぶる

それは、まるで母が子に

祈り捧げているかの様だった


辺りの空気が熱と湿度を持ち始める

目の前に水蒸気が見え

ジョジョに白い色を持ち始める

それが僕らの周囲を覆い隠した


目を開き

”どんなものです!”と


これは、世に言う結界というものですか

感謝いたします。


2人は、野営の準備を始めた


ユキチャンに霧の結界張ってもらっている

御神酒と供物を捧げなければ




私は、小麦粉を薄くのばし、四角に切っていく

流石に丸くするのは、難しい


「リョクさん種出来ましたよ」


「ありがとう」


「…」

じとー見ているミチルさん


「?」


皮に肉の種を入れて4つの角を

中心に持っていき

巾着状に巻いていく


ホントは、生地を丸くして

あの形にしたかったが仕方ない


大き目の鍋に水を張り

その上に網を置く

火にかけ沸騰するのを待つ

ブクブクと沸き始めたら

作った、肉の包みを網に乗せ

同じ大きさ位の鍋で蓋をする


本当は、せいろが欲しいところだが

こういうのも面白い

うまくいけばだけど


肉と若干のねぎの香りが

周りを包む


ワクワクしている


ユキチャンと二人


付け合わせには、枝豆でも湯がこうかな


今日の御神酒は、


この世界 代表的な飲み物と思われるお酒


ビールだ。


中くらいの樽1つ分の!

意外とこの世界お酒は安価で売られている


出来るだけ透明で大きいコップを探し取り出す

樽に付けられた木製のコックをひねり

その、輝く液体を注いでいく

2割程度の泡をかぶせたそれは、


山の水でキンキンに冷やしてある


ユキチャンの前に

枝豆と、蒸した肉の包みが捧げられている

さらに、その飲み物を捧げる


そして2人は、


二礼二拍手一礼


「「どうぞ、お召し上がりください」」


ごくっ ごくっ ごくっ


おぉ、何という飲みっぷり

目をつぶりその喉ごしを

感じておられる


その神々しさの中

僕は、多幸感に包まれていた

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