重なる望み
リアルワールド
ババ様が立つ
とある病室にて天涯孤独だった死にかけの男の前に
その男は、ババ様の神社に通っていた過去がある
ババ様言う
「望みは?」
「どうか、女に不自由のない、世界に生まれたいです」
ババ様答える
「あい、分かった」
その男の魂は、”ユニオン”に送られた
その一方でこの世界の”ノースセス”の居酒屋
リアルワールドのシステムに困惑しているルドーさん、
生前にこんな説明してもこんな反応されるんだろうな
どうしよう、この空気
この世界で神に触れてるからすんなりと受け入れて
貰えるかと思ったんだけど
「分かった、分かった」
一旦落ち着こうと、目をつぶるルドーさん
「ふぅ、えっと、リアルワールドでは、陰陽を人為的にコントロールできる」
「そうです、そうです」
「それで、君は、リアルワールドで女神さまと契約してそのスキルを得た」
「はいはい」
あ、良かったちゃんと話を聞いてくれてる
「じゃ、矛盾しているところがある、なぜ幸せを抽出するスキルをしない」
「それやると、周りに厄が飛んで、嫌われていったよ」
「それだとしても、なぜ、そのスキルを望んだ」
確かに、このスキルを望んだのは、複雑な事情があるんだけど
「ババ様がそう望んでいる気がしたからかな」
「俺には、そのババ様とやらが、ただのじゃ…」
「「ダメー!!」」
ミチルさんも介入して言葉を遮る
「リョクさん、リョクさん、ほら」
「はい説明します」
○○の神と言われるように
日本の神様は、かなり細分化されており
さらに、性格もおありになります
その中でババ様は、本来
何かを代償にして望みを叶える力を持っておられる
そのうえで性格は慈悲深い
神域の性質は、誰にも愛されなかった魂を守る領域になっている
「だからこのスキルは、何の代償もなく得られたスキルになる」




