エルフとギバー
30超える前は、ゲームやアニメ、小説ぐらいしか興味がなかった
人間がただの、オブジェクトに見えて、家庭を持った普通の生活なんて
僕にとって、まるで異次元のように見えた、現実感のない、
毎日をただ消費していた。
その中で、そのシステムの存在を見出した。
リアルワールドでこの目に見えないシステムに気が付いたのは、
頭の中で響く声が発端だった
その声に従うと良い方向に進んでいった
心当たりがあるのは、白蛇のお守りだった
ある時、その声にノイズが乗ったなぜかと思い
お守りの数珠を見る、何か黒い穢れのようなもので
数珠が汚れているのを確認するとても不安になり
神社に向かい清めてもらった。
その日、不思議な夢を見た
とても白くてとても大きい、女性に抱きしめられる夢を
そこから、リアルワールドに興味を持ちだした
何で、こんな底辺の生活をしているんだ
なんでこんなボロアパートでネットにふけってるんだって
この世界の攻略本を作る、今言い換えればそんなことを
始めた、歴史を調べる、それも教科書に載っていない
地域性があり、地元の人間に染み付いた歴史
それを、探るのには、寺社仏閣を巡り謂れを探るのが
近道だと感じた
そうしているうちに、仕組みの根本を見つけた
陰と陽だ。
「陰と陽?」
「勝ち組と負け組、陽キャと陰キャ、武士と農民、上級国民と低所得者そして、エルフとギバー
どの世界、どの時代それを意味する言葉が存在する」
「それが、どう関係している」
「さっき言った、言葉ので共通しているのが、必ずプラス側が少なく、マイナス側が多い事」
「そりゃ、努力が面倒くさがってるやつがいるから」
「それも一つ、じゃそのマイナスを押し付ける事ができたら」
「そんなことできる訳ない」
「ある、少年の話をしましょうか」
その少年は、親の都合で生まれた地から引っ越し
別の土地で育つことになった集中力の欠如もあり
格好の的にされた、ある時ついに限界を迎え
暴れ散らかすことになった。
そこまで来たら簡単な話、そいつは、周りを傷つけ
公に問題ありとされた、当然親も迷惑をかけて
失望させらる、自分に負い目を感じているが、謝罪する発想がない。
誰の愛も受けられない人間の出来上がり
「リョクさん、少し悪いのが、入ってますよ」
「は!」
「なんの話がしたいんだ」
「人間の魂は、同じ量の陰と同じ量の陽を持っている
じゃ、そこで、人よりも幸せになりたいならどうしますか。」
「…陽を奪い、陰を押し付ける」
「正解です」
「リアルワールドでそのシステムが存在すると言いうのか」
「はい、存在します」
「いや、待て君の言ったそのスキル、ゴブリンに見えない一撃を加えるスキルとつながらない」
「正確に言うと僕のスキルは”厄災の抽出”他人から厄を奪うい余剰分を放出する」
「そんな、スキルバカげている」




