ババ様の使い
エルフの作戦会議
テーブルの上には、果実酒と
軽くつまむものが並び
配給係のギバーも待機している
「ギバーの男リョク、コイツの処分は保留にする」
「なぜです、ジェニスさんが一番警戒してたじゃないですか」
ハンスがその理由を問い
「あ、面白いからかでしょ」
リョクに一泡吹かされたエフル、ノエルダが茶々を入れる
「理由について説明する、<白銀の夜のゲリラライブ>は、全員に伝わってるか」
全員が頷く
「あいつは、この世界で滞留している魂を流した、これは、この国にとってかなり有益なことだ
あの雪原にいた100近い魂を一夜にして…だ」
「そういうのは、心が伴って初めて可能だから我々にはできないからねぇ」
女のエルフ、ミミララが気だるげ答える
「確かに有益だが、そいつ知ってはいけないことを知りすぎている」
キリっとした表情のエルフ、ロキエルの反論
「どちらにしても我々はここから離れることができない、だったら待とう奴は必ずここに戻ってくる」
「力を付けて戻るかもしれない」
「その時には、戦争になるかもしれないが、平和を得るためには、必要な試練だ」
「監視付けたいんですが、もうすぐ私のカラスも範囲外になります」
「それに関しては、いい考えがある」
90年以上続く平和それに終止符を打つ者が現れた
しかし、一部のエルフは、それを楽しいイベントが
起きたと嬉々として節がある。
強大な宿敵を作り、打倒した時の喜びを分かち合う
そんな気持ちがるのかもしれない
しかし
ジェニスは、まったくそんなことは思っていなかった。
ババ様の和室にてジェニスが語りかける
「分かってますよ、自分がとんでもない悪者なことぐらい、誰かに止めてもらいたい」
本音を吐露する
「だが、もう大きなものを背負っている、ここに奴が戻って来たときは、全力で迎え打つ」
「好きにしたらいい」
太陽が昇る何とか一夜を越したリョクは、
意外な訪問者に啞然としていた
「というわけで使いが来ました」
「は?」
「覚えてませんか?ババ様の使いで、あの時助けてもらったカラスですよ」
それは、カラスの羽を生やした少女だった
「エルフ達からの手紙をもって来ました」




