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リアルワールド 一日目 その4 ~ステータスオープン~

残暑の日が照りつける

アフターヌーン

ルドーは、件の駅へたどり着いた


近くの駅から乗り継いで30分

ギリギリ生活の範囲という距離感


人身事故は、早朝に起こったようだが、

そういう事故対応は、しっかりしているのか、

もう、すっかり時刻表の通り発着している


「ついたぞ」

スマホの電話帳に登録していた

ハンス(異世界)にかける


「そうか、何かわからないか?」


「って言われてもな」


「レイスとか、瘴気とか見えないのか?」


「見えねっての!」


「なぜだ!は?スピーカーモードにしろ…? なんで…! 分かりました」


「あっルドーさん聞こえる?」

リョクの声が聞こえる


「あぁ、聞こえる」


「ルドーさんのチートスキルって確か、アビリティポイント無限だったけど、それ使えてますか?」


「多分使えているはず、だが、思ったほど、融通が利かない」


「どういうことですか?」


凄く簡単に例えるならAI絵師のような能力

無からは、何も書くことができない。

一流の絵は、かけるが完全なパクリになるとの事


それなら、スポーツなどは、どうなのかというと

完全に習得した技術ならば、精度100でできるが、

この世界と違い時間だけでは、習得ができずセンスが

必要になり、体力ももちろん使う


小説なら、なんとか自分の経験を生かして

オリジナルを出力出来るが

売るには、それだけじゃだめらしい


「学生の時代に欲しかった能力だよ」


「いや、凄く便利な能力だと思いますが、そうだ”ジョブ”って何ですか?」


「リアルワールドじゃステータスオープンができない」


「ハンスさん、そうなんですか?」


「の、様だ」


「ハンスさん翻訳機能を合図をしたら切ってもらっていいですか?」


「はぁ、なんで?」


「ルドーさん、次に言う僕の言葉を復唱してください。」


「あ、はぁ、分かった」


ハンスに目配せするリョク

ふん、と渋々

端末を操作して、翻訳機能を切ってくれた


「(ステータスオープン)」


「(すてぃいたすおぉぷん?…わぁ!マジか!)」


「(もう、戻していいですよ。翻訳機能)」


「画面出たよ。これ、多分他の人に見えてるよな」


「それは、分かりませんが、どんな感じですか?ステータス」


「う~ん、初期状態で~あ、ちゃんとチートスキルは、覚えてる。ジョブは…ボイドってやつか、設定されていない」


「それなら、”プリースト”に設定してください。それが今現状最適かと思います」


「え~、いやだなぁ、どうせなら”メカニック”とかがいいな、実用的だし」


「お願いします!」


「分かった、ここ地域のためか、確か”プリースト”の基本スキルは…」


ステータス画面を周りに見られるも、騒ぎにはならなかった。

無関心なのか、もうそんなのがあっても不思議じゃないと思われているのかは、

分からない。

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