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サンライト

エルフの反省会


「なぁハンス君、あの結界から脱出するにはどうすればいいと思う?」


「それは、術者に解かせる、気絶させるか、あるいは、結界を解く術を発動するか」


「そうだ、じゃあいつは、それをやっていたか?」


「いえ、さっき言った事を実行してたら結界がなくなっているはずです」


「結界を解かずに出る方法、俺もさっき気づいたんだが確かに存在する」


「欠陥結界術じゃないですか」


「いや、予備知識が無ければほとんど不可能に近いんだ」


「というと?」


「あの結界は、幻術のような物で近く結界の堺に近づくと下り道の幻が見え山を降りていると、視覚的は認識する。

が実際は、結界の堺を延々と歩る事になり外には絶対出られない仕組みになっている」


「ん…?なんでです?」


「外側もそうなってるって言ったら理由がわかるだろ」


「そうか、物理的な結界張ったら此処の位置がばれるから」


「視覚的な情報を誤認させる結界…それを突破する方法、それは実にシンプルで目を閉じ体感覚だけで真っ直ぐ進めばいい」


「やっぱ、欠陥だらけじゃないですか」


「いや、2,3秒目を閉じればいいって距離じゃないぞ確か50メートルくらいあった、しかも結界の堺を認識すること自体ができない」


「えっじゃ何ですか、そいつ、<特に意味もないけど山の下り坂を何か良い感じのところで、目をつぶって50メートル全力疾走>したってことですか?」


「不可解だな、ギバーの野生の感ってやつか、はは質が悪い」


「私、予備知識が合って、完璧なタイミングで合図出されても絶対に出来ない」


「…厄介な奴を逃がしたかもしれないな」




結界の外に向けて全力疾走しているリョクは、

クッションのようなものに体をぶつけ転がり倒れた


「うわぁ!」


バフ!

ん!何、冷たっ!

目を開くこれは、雪?


結界の抜けだした先は、一面の銀世界が広がっていた

また後ろを振り返っても同じ景色だった


「すげー 魔法ってこんなこともできるんだ。あっ!」


なるほどここ一体の住人を一か所に集め奴隷を作るには、かなり合理的な方法だ!寒冷地の人に、暖かい地を与えるその対価に労働を捧げるよくできたシステムだ

んで、ここで局地的ってのも利いてくる、この周辺にどれほど村があるかわからないが、この状況は、食を支配したと道義、つまりパンと引き換えに周りから奪えるものを全て奪うシステムだ


「…胸糞が悪い」



6畳ほどの和室、ろうそくを明かりにその中心に、けものの耳を生やした老年の美しい女性が鎮座している

長い髪の端が部屋を囲う大繩に無数に編み込むように結われ目は前髪で隠れているゆっくりとしかしはっきりと呼吸をしている

その方に向けジェニスは語り掛ける


「力を貸したな? ホントに良かったのか? アンタとは、利害の一致の関係 どうせ、ろくな力も持たないんだ。ここを抜けたとしてもすぐに朽ちる」

一拍おいて続ける

「なぁ、わかるだろ、ここで一生を何も知らずに過ごしてた方が幸せだったんだ アンタだって、ただじゃすまないかも、知れないんだ」

相手の顔を覗くように語り掛ける

「何か、答えてくれないか」


その方は、ゆっくりと顔を上げたそれでも髪で目が隠れているがその口が言葉を紡ぐ

「あの子が、苦しみ、のたうち回り、必死になって、望みに向かう、その様は、極上の肴じゃぞ」


呆れることも、共感することもできないそんな、複雑表情でやっと出たセリフは、


「ロートルは、テレビだけ見ててくれよ」


ジェニスのちょっとした懇願だった。


転生者 ジェニス 

チート能力 ”あの日(サンライト)


その能力は、天を照らす

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