災禍を造る違反者 ”エクリプス・ストリーマー”
「リアルワールドのとある都市、そこに”通り道”を造り”災禍の溜まり場”不届き者がおってのそれを何とかしてほしい」
”通り道”厄を通りやすくする通路、これ自体は、厄を分散することにも使える為、これを造ること自体は、悪くないが
それを流す方向による、例えば複数の”通り道”を造りその流れを、都市部中央に向けたとしたら大規模な厄災が起こる
「でも、それって、リョクさんの願いを継いでいるのなら避けられるじゃないですか」
「それが、問題でな。その不届き者の願いは、大勢が厄災の渦に飲まれる事、それが叶わず自害した場合、そのふざけた
願いがそのままここを襲う」
「そんなの、叶えなければいいじゃないですか」
「ミチルさん、人の生死を関係なく、願いを叶える方はいますよ」
「そうだ。何とかしたいが、ワシはここから動けんからの、そこにちょうど良く君らがきた」
「相手がリアルワールドにいるなら、僕らは、手出しできませんよ」
「だよなー、どうしよ、多分あと一週間後くらいで、それが顕在する気がするなー」
「分かりました…とは、いえませんよ、でもやれるだけやってみます」
「乗ってくれると思ったよ。サエキ・リョク。そうだな、災禍を造る違反者”エクリプス・ストリーマー”とでも呼ぶか
こいつを止めてくれ」
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「会社いきたくねぇ、あいつら全部俺に押し付けやがって」
会社への恨み節を吐きながら
八草 禄次は、
駅の改札を通り、満員になるであろう、電車のホームへ歩道橋を通り向かう
階段を降りると、まぶしい朝日が、スーツを炙る
くそ、朝からこんなに並びやがって、お前らも会社なんて行きたくないだろが
少しでも、空いた場所を目指し、階段から離れた乗り場を目指す。
「うぉ!」
並んでいた、客が急に動き出し、それを避けるが、ベンチの脚に足が引っ掛かり
転倒してしまう
クス、クス
あぁ、クソ全員、バカにしやがって
「ん?」
転んだ、先に柵があり、盛り塩がある。立っていたら絶対に見えない位置だ。
”それ、散らすと良いことがあるぞ”
そんな、声が聞こえた気がする
「はは」
面白い。禄次は、何の躊躇もなく蹴散らした
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
到着のアナウンスが流れる。良いことか、なんだろうな
キャー、ウワァァ
「え?」
「飛込だ!飛び込んだやつがいる」
はぁ、おもむろにスマホを取り出す
「すいません。人身事故にあっちゃいました。結構遅れるかもしれません。いやすいません。全く予想できない事なんでそれは、はい。はい!」
スマホの会話を切って
ベンチに座る
「あぁ、良いことってそういうことね」
昼飯は、外食でもしようか。そう考える禄次だった。




