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「それ、売っちゃうですか?」
「うん、ユキチャン、同じバックパックに入れないでって」
「そうですか」
バックパックから、隠れダークエルフ村でもらった
封印されし、触媒を取り出すユキチャン
と古道具屋に入店した2人
「というかそれ、売れるんですか?」
「う~ん、魔法屋じゃ、売れないだろうけど、ここなら」
古道具屋
リアルワールドと違い、普通に曰く付きの道具が取引され
それを鑑定し、性質を見抜いて、商品として店頭に並ぶ
店主の鑑定レベルによって、未鑑定の品も置かれ、
その場合は、出品者の言い値で、値段をつけ、場所代を支払い
一週間後、売れなければ、その出品者に返される
「あのーすいません。これ、売れないでしょうか」
カウンターの長い髭の生えた男に尋ねる
「ん、どれ見せてくれ」
封印した箱ごと渡す
男は、黒い革手袋を装着して
それを受け取る
「…これどこで?」
「とある、部族との取引でもらいました」
「そうか、余り詮索するのも良くないか」
「それ、開けれそうですか?」
「”解読”しないと、怖くて開けられないな。どこの言語だこれ」
「あぁ、じゃ、未鑑定の出品になりますか?」
「そうなるな、カードを見せてくれ」
先ほど、発行された。入国カードを提示する
「サエキ・リョクさんね、一週間でいいかい?」
「はい」
「値段は?」
「え~、5000円?」
「5000円か、売れるかねぇ。まぁいいや、場所代の1000円をよろしく」
「はい」
1000円を支払いお店を後にする
売れればいいな
リョクが謎の触媒を出品した翌日
2人のエフルがその店を訪れる
「あるといいね~、ハンス君」
「はい、ミミララさん」
「いらっしゃい」
店内をざっと見まわすハンス
鑑定済みの商品をざっと見まわす
実用性というよりも、美術的な価値のある
古道具、それに紛れて触媒もいくつか置いてある
どれも市場に出回っていたもので、
ハンス達の求める者はない
「ないですね」
「あっちも見てみようよ」
未鑑定の道具コーナー
しかし、エルフにとっては、
その特性は、容易く見破られる
「大したことないですね、ん?」
ハンスは、手袋をはめて、お札の貼られた木箱を持つ
「ミミララさん、これ」
「やばい、感じがするね、それ」
「”解読”してみます」
「お客さ~ん、そういうのは、購入してからしてね」
カウンターから店主の声が聞こえる
ビックとするハンス
ばつが悪そうに、カウンターに物を持っていく
「あぁ、悪かった、これいくらだ」
「5000円」
「分かった、これをくれ」
若干、世間知らずなハンス君である




