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百合の花は咲き誇る  作者: ぴお
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28席 橘新恋(たちばなにこ) 吹奏楽部

主役になれない女の子

我が家は宮本武蔵みやもとむさしの末裔。

日本の伝統を引き継ぎ、『学問』『武術』『精神』を日々鍛えてきた、謂わば日本の宝そのもの。

実際、数々の美術品を所蔵しており、中には国宝に指定されているものもある。


そんな宮本家には分家が三つあり、現当主の意向により、来年の春には後継が決まる。ようは"時期当主"。

でも、もう既に決まっているようなものだけど。


私は本家ではなく分家の娘。一応、本家の当主を狙う一人に当たる。さっきも言ったけど、私はおそらく当主になれない。

なぜなら、優秀すぎる後継がいるから。


名前は宮本真琴。

同じクラスに通う室長。

眉目秀麗。質実剛健。気配り上手聞き上手。背も高ければ運動もできる。私の憧れの人。ライバルなんて立場だけ。私の実力では到底及ばない。

真琴にくっついていたくて、このクラスに入った。


真琴のそばにいれば、我が家では勝ち組。せっかく手に入れたこの椅子は、絶対に手放さない。

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