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ぼくが幼馴染に告白されるまで

作者: 時崎 ゆい
掲載日:2025/09/18

   いきなりだけどぼく、阿部 悠斗には幼馴染がいる。

  幼馴染の名前は鹿野 栞、学校で一番可愛いなんていわれてる。

  しかも勉強と運動でも学校でもトップクラスで先生からの信頼も厚い、

  まさに完璧である。


  でも一つ問題があるとしたら栞が学校でぼくに話しかけてくることだ。

  ぼくはべつにイケメンでもなければ勉強や運動ができるわけでもない。

  いわゆる陰キャだ。


  そんな陰キャに学校一の美少女が話しかけているものだから周りの男子から

  毎日すごい殺意を向けられている。な

  んなら一部の過激派のせいで毎日いじめられている。


  ぼくは栞から逃げるために休み時間は基本トイレに、昼休みは

  人目のつかないところに行っているのだけどそれがいけなかった。


   「オラッ!!」

 

  人目がつかないのでぼくは毎日複数人に殴られていた。

  とくに今目の前にいる池田 直人は

  栞に何度の告白してことわられているのもあってあたりが強い。


   「お前みたいなゴミ陰キャが栞と関わってんじゃねーよ。」


   「そーだよお前が栞ちゃんとつりあってるわけないんだ、わきまえろよ。」


  そう言って複数人に罵られる。最初は辛かったけど一年もされ続けたら

  嫌でも慣れてくる。

  それでも殴られるのはすごく痛い。


  やがて満足したのかあいつらはどこに遊びに行くかなんて話をしながら

  立ち去って行く。


   「ぼくだって好きで幼馴染になったわけじゃないのに…」



   ぼくはカバンを取りに教室に戻ると一人で読書をしている栞がいた。

  一瞬はいろうか悩んだがカバンを取らないと帰れないのではいることにした。


   「あっゆうくん!待ってたよ。」


  栞はぼくがいじめられていることを知らないので呑気に話しかけてくる。


   「べつにまたなくてもいいって何回も言ってるのに。」


   「私の自由でしょ。」


  そう言って栞は頬を膨らませてくる。


   「まっとりあえず帰ろ、ゆうくん。」


  そう言って笑顔をむけてくる。可愛いけどこうゆうところが

  いじめられる理由になるんだよなぁ。



  それからぼくに対するいじめはどんどんエスカレート

  していった。

  最近では机に落書きだとか教科書を破くとかそういったこと

  までしてくるようになった。


  流石にここまでくると栞の目にもはいることになってきて

  先生に相談しようとかも言われた。

  でもいくら相談しても人数が多いので先生に言ったくらい

  でほ解決できないことはわかりきている。


  だからぼくは一番の原因である栞と距離をとった。

  栞が話しかけてきても何かと理由をつけてさけ続けた。


  でもさけ続ければ栞から離れてくれると思っていた。

  けどぼくの予想に反して栞は離れるどころかさらに関わろうとしてきた。

  それのせいでさらいじめがひどくなる

  なんてゆう悪循環になっていった。



   「クソッお前みたいなやつが栞といつまでも関わってんじゃねーよ!!」


  放課後、池田によびだされたぼくは殴られていた。

  しかも普段なら顔を殴らないのに殴ってくるあたり

  相当ムカつくことがあったんだろう。

  ぼくは無抵抗で殴られ続けていると


   「なにしてるの!!」


  声のほうをむくとそこには栞がいた。


   「なっなんで栞が…」


  池田は口をパクパクさせている。

  栞に見られて慌てているのがまるわかりだ。


   「ゆうくん、大丈夫?」


  栞はそんな池田を無視してぼくのほうに駆け寄ってきた。

  でもそれを見た池田はすぐに睨みつけてくる。


   「なんで栞はそんな陰キャに関わるんだよ!そいつといるとお前の価値が

    下がるんだぞ!」


   「なにそれ…」


  栞はそう呟き池田を睨みつけた。

  池田も栞がこんなに怒るなんて思ってなかったのか

  驚いた顔をしている。


   「わたしの価値とか知らないしどうでもいい、わたしはゆうくんが好きなの。

     だからゆうくんにもわたしを好きになってほしくて関わるの。それを誰かに

    とやかく言われる筋合いはない、わかった?」


   「でも…」

  

   「とゆうかもう今後ゆうくんとわたしに関わらないで。顔も見たくない。

    次、またゆうくんにちょっかいかけるってゆうなら今回のことを先生に

    報告するから。」


  池田は栞に関わるなと言われて完全に放心状態になってしまった。

  栞はそんな池田に一瞥もせずにぼくの手ほ引っ張ってくる


   「行こ?ゆうくん。」



  ぼくは久しぶりに栞と帰ることになった。

  でも今は栞が言っていたぼくを好きだという言葉が頭から離れない。

  気になるから聞きたいけど聞いていいかわからないのでどうしよう

  と考えいると


   「ゆうくん、さっきのことだけど…」


   「うっうん。」


   「好きってゆうのほんとだから。」


  栞は恥ずかしそうに俯きながら言ってきた。


   「わたしね、ずっとゆうくんのことが好きなの。

    だから学校でいつも話しかけてたの。

    でもごめんね、わたしのせいでゆうくんがいじめられてる

なんて最近になるまで知らな

    くて…。迷惑だったよね。」


  栞は悲しそうに俯きながら話してくる。

  こんなときに気のきいた言葉さえでてこない

  自分がいやになってくる。でもこのままじゃだめだから…


   「確かにその…栞に話しかけなれるのは迷惑だったよ。」


   「そうだよね…」


   「でも栞と話してるときが一番楽しかったから。」

  

   「え?」


  栞は顔を上げて驚いた顔をしている。

  迷惑だと思ってたら楽しかったなんて言われて

  驚かないほうが難しいか。


   「だからさ、これからも話しかけてくれる?」

 

   「もしかしてわたし告白されてる?」

 

   「ちがうよ?」


  栞が告白と勘違いしてきたので否定すると不満そうな顔をしてきた。


   「まぁこれからも?ゆうくんが話しかけてほしいみたいだし

話しかけるとして、わたしの告白にたいする返事は?」


   「それは…」


   「それは?」


   「ほっ保留はダメですか?」


   「前向きに検討してくれるなら。」


   「善処します。」


  今まで栞はそうゆう目で見たことがなかったので一旦保留にした。

  はたから見ればぼくってそうとうチキンだな。

  そう思いながら「はぁ〜」とため息をつく。


  その後、栞と付き合うことのになり学校一のバカップルと

  言われることになるとは今のぼくは思わないだろ。


 

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