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強き我らが連邦を~第1次アスティア東方戦役~  作者: 連邦総軍 戦史記録課 ▇▇▇▇少将
第1章 碧空駆ける黒鷲
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第1章 第29話 後始末

「久しぶりだね、グーズ。調子はどうだい?」


「来られるなら先に伝えて欲しかったですね」


「いやすまんね、なんせ急な事で。」


「構いません、大将閣下には色々とご迷惑をかけてしまったので……」


「なんか君、やけに恭しくなったね。まぁいいや。今回君のところに来た理由は……ほら、これだよ。確認してみ」


目の前に茶封筒が放り出された。彼女の指示に従ってその中身を確認し、最初に出た言葉は……


「は?え?」


ただそれだけだった。

茶封筒の中にあったのは1枚の文書、そしてその内容は……


1つ、連邦防空軍少佐 ミハイル・クズネツォフの所属を連邦防空軍第112戦略飛行隊隷下第76飛行大隊より秘密設計局

OKB-0直属の実験飛行隊へと転属させる


2つ、それに伴い連邦防空軍大尉 アレクセイ・アスカロフ、ツェルニ・ドータシュ、ヘルマン・ブライトを同じくOKB-0へと転属させる


3つ、秘密設計局への転属に伴い、戸籍を予備役へ変更する


「いやぁ、面白いことになったね。あ、拒否権はないよ」


「了解しました……が、何故転属を。しかも秘密設計局とかいう厳つい名前のところに」


「まぁ、心配はいらないよ。君の……君達が集めていたデータは既に予想以上の量を集められた。」


「にしても何故アスカまで……」


「さあね、とりあえず準備したまえ。……いや、荷物は全部ランドバルデンにあったね」


「えぇ、ところで異動はいつ頃に?」


「3日後に、ランドバルデンから南部方面軍のシュバルツゼクス戦略空軍基地に飛んでもらう。」


「ここから1200km南西先の所ですか」


「ああ、1522にヘリでランドバルデンへ送る。東部方面軍総司令部に来い、話は通してある」


「了解しました」


「じゃあ、また会おう」


「えぇ、またいつか。」


---------------------------


「久しぶりだな……2週間ぶりってもんか」


1時間のフライトの後、俺はまたランドバルデンの地に足をつけた


「お久しぶりです、少佐」


「おかえり、グーズ」


「久しぶりだな2人とも、誰も落とされてないな?」


「心配性なこって。大丈夫、誰も落とされてないよ」


「さて、アスカもツェルニも、あれは知っているな?」


「うん、ヘルマンは今自分の機体をいじってるね」


「にしてもヘルマンか、突出した戦果はないが操縦能力は高い、編隊空戦時に能力を発揮するタイプだが……上の考えることはわからんな」




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