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強き我らが連邦を~第1次アスティア東方戦役~  作者: 連邦総軍 戦史記録課 ▇▇▇▇少将
第1章 碧空駆ける黒鷲
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第1章 第20話 つかの間の休息Ⅶ

彼女が勝手に基地に向かったうえに案内してくれと言われてはこちらも断れるはずがない。

しっかりと2人と整備班長に連絡して作業から抜ける旨を伝えておいた。

「さて少佐、どこから見に行く?」

「おすすめの場所とかは?」

「ここはテーマパークでも観光地でもないからな?んなもんは無いぞ」

「えー、……じゃあ航空機が並んでる所とかない?」

んー……少し悩むな、並んでる所というと……

「なら第4滑走路のエプロンかな、俺の隊のSu-35と第77戦略爆撃航空団のTu-160がいるぞ」

「お!いいねそこ、行ってみたい!」

現在第4滑走路のエプロンには22機のSu-35S/SM4と16機のTu-160が駐機している。

残りのSu-35Sはと言うと、現在第4第5整備格納庫にて定期整備中である

「ただまぁ、ここから第4滑走路までは1.8km程ある、どこかで車両を借りないとな」

「1.8km?!この基地大きすぎじゃ?!」

まぁ彼女の驚き用もわかる、8km×12kmの基地など連邦内でも有数のものだ

「まぁ、戦略空軍基地だしな……あっおい!そこの警備兵、貸し出せる車両はあるか?」

「ありますよ、少佐殿。してそちらの方は?もしかして……」

「違う、彼女は今日から数日ここに駐留する南部方面軍麾下第1……なんだっけ」

「第15軍集団第5親衛戦車軍隷下第29戦車師団第1大隊大隊長ジーナ・アリサ陸軍少佐だ」

「連邦防空軍第68基地防衛隊所属、アルード・カラシェンコ上級軍曹です。親衛戦車軍の大隊指揮官殿でしたか、これは失礼」

「何構わん、それで車両は?」

「ではこちらへ」

そう言いながら彼はライフルを担ぎ直して歩き始めた

「ディーグルとBTRがありますがどちらにします?」

「どういう選択肢だ、基地内を少し飛ばすだけだしティーグルでいい。」

「分かりました。あの、失礼ながらグヅネツォフ少佐は運転できるんですか?」

「あぁ、昇給手当として貰ったクラウンと練習機、それにSu-35だけだがな。」

「よかった、ジーナ少佐は?」

「グズネツォフ少佐よりも運転技術はマシだ、とだけ」

「なら君が運転してくれ、私はやめておいた方がいいだろうな」

そういうと警備兵はキーを彼女に渡す

「ありがとう、少し借りるぞ返す時はまたここに止めておけばいいのか?」

「はい、そうです。ではお気を付けて」

そう言って敬礼をしている彼に返礼をしながら2人でティーグルに乗り込む

そしてエンジンが始動し7トンある巨体は動き始めた

「よし、この道をまっすぐ進んで右折、んでまた右折して少し直進したら着くはずだ」

「了解、楽しみだな」

楽しみとは、テーマパークじゃないんだがな。


そしてしばらく少佐がティーグルを走らせているとエプロンに並んでいる機影が見えてきた

「お!?あそこに並んでるのが君の飛行隊か?!」

「ああ、連邦防空軍東部方面防空軍第112戦略飛行隊隷下第76飛行大隊だ」

「なっがい名前してるね」

「あんたも人の事言える長さじゃないけどな」

「どっちもどっちだな」

「あぁ……よし、ここら辺に止めてくれ。ここからは歩いていこう」

「わかった……よし、降りよう」

彼女はディーグルをエプロンの端に止めて降りた

俺も続いて飛び降り、ドアを後ろ手で閉める

「1番手前のSu-35が俺の機体だ。その奥が俺の相方の機体で……」

俺が解説しょうとするも彼女は完全に

「おぉ……これが空軍の主力戦闘機か……でかいな!間近で見るとここまで大きいんだな……!」

俺のSu-35に見とれていたのでそちらの解説をすることにした

「大型汎用試験戦闘機 Su-35SM4だ」

「試験戦闘機?試験機で前線へ出てるのか?」

「なに、試験機と言っても既存のSu-35SMに改造を施したもんだから、そこら辺のSu-35よりも強力だ。」

「なるほど……もっと近くで見ていいか?ちょっと興奮が……」

「いいぞ、触るなら優しく触ってくれよ。」

「あぁ!わかった!」

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