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強き我らが連邦を~第1次アスティア東方戦役~  作者: 連邦総軍 戦史記録課 ▇▇▇▇少将
第1章 碧空駆ける黒鷲
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第1章 第16話 つかの間の休息Ⅱ

そして格納庫についてそうそう、若い整備兵に声をかけられた

「お、グラーク隊の隊長さん達じゃないですか!機体はバッチリですが、今日は地上待機のはずでは?」

「なに、今日は俺の……いや俺達の愛機にチャームポイントを増やしてやろうと思ってな」

そういうと整備兵は理解したようで

「なるほど、機体になにか塗装をしようと、どうします?シャークマウスとか描いてみましょうか?」

整備兵は目を輝かせて聞いてくる

「んにゃなんせさっき食堂で話しててその流れで決まったから、案も何もな。」

「なるほどではこちらに、機体の塗装の原案を考えましょう。」

そう言うと整備兵はおれのフランカーにハシゴをかけて登るように言ってきた

「実物に触って考える方が簡単ですから、こっちの方が楽ですよ」

そして全員が上に登ると若い整備兵はフランカーの3面図を取り出して全員に下から手渡す。

そして

「大まかな塗装が決まったら機体の上において置いてください、これからここに来る戦車隊のために臨時宿舎を作らないと。まぁ宿舎と言ってもでかいテントと戦車用軽掩体を何十個も設置するだけなんですけどね。」

といい他の整備兵と一緒に基地の南西に走っていった



「さて、どう言った感じのものにする?統一した物にするのか、それとも各々で決めるのか」

「僕としては統一した方がかっこよくないですか?統一されたエース部隊!みたいな感じで」

「いいんじゃないかな!うちもそういうのがかっこいいと思うよ!」

統一されたエース、確かに俺もかっこいいと思うしそれで行く事にしよう

「よし、ならそれでやろうか。じゃあどういうマーキングにする?あまりデカイのは好きじゃないが」

「確かにでかいと目立ちすぎてこう……かっこ悪いですね。」

「なら翼端だけとかにする?そっちのが目立たないけど、ちゃんとチャームポイントにもなるし」

こいつ今日結構いい案だすな、なんか変なもん食ったのか?

ちょっと心配になる

「いい案出すな、なんか変なもん食ったのか?」

「なー!前からちょっとだけ考えてただよ!失礼だね!」

「あーあーごめん!ごめんって!悪かった!」

アスカがおれの胸ぐらをつかんグラグラと前後に揺らしてくる、やめてくれよ偏頭痛持ちにそれはダメだ

「まーまーアスカ、そこまでにしておけ」

「あっそっかグーズ偏頭痛持ってたもんね……ごめん」

「んにゃ、俺も悪かった、ごめんな」

ツェルニが止めてくれたので何とか助かった

「ふぅ、んじゃ翼端に何らかのカラーリングをするのは決定だな。どういうものにする?模様か?それとも単色で塗りつぶしてみるか?」

「どうしましょうかね。模様だと手間が掛るが単色だと地味では?」

まぁ、一理あるな

「単色でも赤とかなら結構目立つんじゃないですか?」

「赤か、悪くないかもしれない」

「んじゃみんな翼端を赤色に染める?」

みんな赤色だとなんか味気ないな……

「みんな同じ色より個々で好きな色に染めてみないか?」

「味気ないから?」

んだこいつエスパーか?

「まぁそうだな。俺は淡い青……えっとなんだっけ……ああそうだ、紺色が好きだからそれで塗ろうと思っているが」

「ならうちは黄色かなぁ。好きだし」

「んー好きな色は……濃い赤色ですかね。」

全員無難だな、まぁそっちの方が楽か

「よっし全員決まったな、ならさっさと原案書いてあの整備兵に渡しにいこう」

「おっけー」「わかった」

そして俺達はざーっと原案を描き置きして、ついでに臨時宿舎を見に行った


0824

俺達が臨時宿舎に向かう途中、エプロンで並んで出撃準備をしているガルム隊が目に入った

「いやーこうも大型戦闘機がズラーっとならんでると壮観だねぇ」

「たしかに、こうして地上から見ると素晴らしい眺めだな」

とか言っているとガルム隊がタキシングを始め1機、また1機と離陸していった。


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