魔術の都へ
次の日、俺たちは再び謁見の間に集まった。
「昨日のステージは見事だったぞ。」
王様からお褒めの言葉を頂く。
「しかし、救世主殿には決戦に向けて、課題が見えたことと思うが?」
鋭い指摘だった。さらに大きなステージでパフォーマンスをするには人材が足りなかった。特に魔術師達の協力は必要だった。
王様にはお見通しらしく、人材の手配を約束してくれた。
「そして、このサラと共に魔術の都へ赴いて欲しい。」
そうしてサラと共に魔術の都を目指す事になった。
都までは5日かかったが、何事もなく無事にたどり着くことができた。都に着くと直ぐにサラが俺たちに告げた。
「長に話しをして参ります。」
そう言ってサラは都の中心部へと向かっていった。
魔術の都というだけあって、長いローブを纏った人物が多かった。
また、才能のある人物が多いらしく。淡い光を纏う者がちらほらいた。
「どうするよ、救世主殿。」
サラの戻りが遅いので、クルーゼが俺に尋ねてきた。
「もう少し待とう。」
俺はみんなにそう告げた。
良ければ、いいね、ブックマーク、評価
頂けますと、ますますやる気が出ます。
宜しくお願い致します。