ライブ
ライブは夕暮れ時から始まる事になった。町の大広場にステージを作り、楽団を配備する。
サラはブーストの魔法を、数人の魔術師に教えて、自らはアオイの姿を空間に映す準備をしていた。
ステージの周りを町の住民に囲まれ、アオイは緊張気味だった。
「大丈夫だよ、アオイなら上手くやれる。」
俺は優しくそう言った。(応援)のスキルがアオイに自信を取り戻させた。
やがて全ての準備が整い、いよいよライブが始まった。
薄明かりの中、アオイがステージに立つ。次の瞬間、魔術師達が明かりの魔法でアオイを照らす。
住民達からどっと歓声が上がる。そして楽団が明るくアップテンポの曲を奏でる。
衣装に着替えたアオイは楽しそうに踊って歌う。
「やるじゃねぇか、お嬢ちゃん。」
クルーゼが楽しそうに笑う。
アオイの歌で住民が活力を取り戻し、さらに盛り上がりを見せる。
アイドルとしての輝きを放つアオイを俺は満足げに見つめていた。
こうしてライブはおお盛り上がりのまま、無事終了することができた。
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