帰還
ゲイオンでアオイのトレーニングも3ヶ月が過ぎた。アイドルとしての実力もついてきた。
今後の事を王様に報告する為に、再び王都に戻ることになった。
2日の行程を無事に過ごして、城門にたどり着いた。
「おお、お帰りなさいませ。救世主様、歌姫様。」
軽く挨拶をして、王様に取り次いでもらう。やがて謁見の間に通された俺たちを、王様はねぎらいの言葉で迎えてくれた。
「活躍は聞いている。その者が癒しの力を持つ歌姫か。」
王様の視線を受け、アオイは丁寧に名乗り深々と頭を下げる。
「アオイと申すか、良い名だ。そなたには期待しているぞ。」
王様の言葉に、アオイは元気良く返事をした。
「さて、我が国も他国と共同で魔王軍と戦う準備をしている。」
俺たちは王様とこれからの事を話し合った。戦場予定地の大平原に、騎士や兵達を集め。そこでアオイのライブを行う事になった。
その為の準備などを細かく打ち合わせする。そしてライブの予行演習という名目で、国の住人を集めて、皆の前で歌う事になった。
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