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ゲイオン1
ゲイオンまでは馬で2日ほどかかった。
その大きな都は様々な音楽に溢れ、とても賑やかだった。
「さて、どうするよ。」
ゲイオンには色んな種族、歌い手、踊り子が集まっていた。
「とにかく見て回ろう。歌の先生や踊りを教えてくれる人を探す。」
俺はその考えをクルーゼに伝えた。
「なら、俺たちはしばらく休業だな。」
そう言って傭兵達を解散させる。
俺とアオイ、クルーゼとマークの四人になった。俺たちは大通りを見て回る事にした。
アオイは大きな都に目を輝かせている。
しばらく通りを歩いていると、俺の目に薄く白い光を纏う、中年の女性を見つけた。
((眼力)のスキルの力だった。俺はその女性に話しかけた。やはりその中年の女性は、人々に様々な歌を教えているとの事だった。
どうやら(眼力)のスキルは、俺がその時必要とする存在を見つける助けになる力のようだった。
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