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会戦3
激しい戦いが続く中、騎士の後ろに跨がった。魔術師のサラがやって来た。
「魔法で歌をブーストします。」
そう言って魔法を唱える。すると、アオイの歌声が戦場の隅々まで響き渡る。
完全に力を取り戻した騎士達の活躍で、魔王軍は散り散りになっていった。
騎士と傭兵達が歓声を上げる。
「ありがとうございます。救世主様、歌姫様。」
騎士達が誉め讃える。周囲の安全を確認していた光の団も戻って来た。
「もう大丈夫みたいだな。」
クルーゼが不敵に笑う。
「これからどちらへ?」
サラもやって来て、そう尋ねる。俺はこれまでの事、これからの事を話した。
「王都の守備はお任せを。」
アオイの歌声で活力を取り戻した騎士達が、胸を張って答える。
王都の守備を騎士達に任せて、俺たちは再びゲイオンを目指す事にした。
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