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不思議なマッサージ屋さん

作者: リィラ

 今日もダメであった。


ギルドの案内所で適正がある職業を求めたものの、何の収穫も得られずに帰ってきた。


「はー、錬金術もダメだったかー私って才能ないのかも」


寂れた安宿のベッドにゴロンとなりボソリと呟いた。


この部屋にはこのベッドの他にはボロボロの机と椅子しかない。


立派な冒険者になり、故郷に錦を飾るのだと田舎を飛び出しはいいものの、私の冒険者ライフは最初からどん詰まりであった。


今の私の生活といえば、所属させてもらっているギルドのあてがいぶちという名の初心者用の、補助金を食い潰していくだけである。


「帰ろうかな……いや!まだだ」


この自問自答をもう何十回、何十夜と繰り返したが本当にそろそろ職業につかないとこのあてがいぶちもなくなってしまう。


私は明日に備えて、寝ようかと床につこうとしたその時である。


コンコンと私が宿泊している安宿のドアを叩く音がした。


こういうとき、こういうところに来る訪問者というのは大概面倒というのが相場だ。


私は無視しようかとも考えたが、一瞬の気の迷いで「はい」と返事をしてしまった。


「入ってもよろしいですか?」


声の主の顔は見えなかったが、透き通った何とも癒やされる声をしていた。


コールボーイやセールスマンという感じでもなさそうだし、何より同性の女の子ということで安心もした。


私は少女と思われる声の主を中へと招いた。


「どうぞ中へお入りくださいな」


「はい失礼いたします」


そう返事をし不思議な来訪者は、中へと入ってきた。


するとどうだろう、そこにはこの安宿には似合わない青いドレスを着た、いかにも育ちがよさげな銀髪の少女が入ってきた。


私は思わずたじろいで、後退りをした。


「あのやはりダメでしたか?」


私の挙動不審な様子を見て、あらぬ心配をいだかせてしまった。


「いえいえ、とんでもない」


落ち着け、ここは私が宿泊している部屋なのだ、つまり一時的ではあるが私のもののはず、なにも後ろめたいことなどない。


今の私にとって、この可愛らしいお嬢さんはある意味ヴァンイパアよりも恐ろしい存在であった。


どう対処しようか……と迷いに迷いようやく一言発した。


「あの、どういったご用件で?」


はにかんだような不気味な作り笑いを浮かべ、少女に尋ねた。


「あら、ごめんなさい。まだ自己紹介も済んでいませんでしたね。私の名前はアリスと申します。


あなたが所属しているギルド経営者の娘で、歳は……あなたと同じくらいかしら?」


「アリスさんですか、よろしくお願いします。私は16歳なのでおそらく同じくらいかと」


「あらじゃあ全く一緒ですわね、それで要件というのがこれです」


アリスと名乗る少女は、手に提げているバケットから何やら液体の入ったボトルとティーセットを取り出した。


「これを……私に?」


「はい」


屈託のない笑顔がすっかりと冷たくなっていた私の心を幾分か暖めてくれた。


「ただ注意してくださいな、これは一つは飲みものですが、もう一つはあることに使うためのものなんです」


「あること?」


「はい、マッサージという癒やしの魔術のためのもので、これはそれに使うアロマオイルという薬草ですわ」


「魔術!アリスさんは魔術師なんでしょうか?」


「いえ、違いますわ」


彼女はニコリと微笑返した。


「ただそういったほうがあなたにとっては、伝わりやすいと思いまして」


「なるほど……でももうひとつのものはわかります、お茶という高価な舶来品でしょう」


「よくご存知で。 そうですもうひとつはお茶ですわ。 マッサージの前に飲んでいただくと、より効き目が増しますので」


私は見慣れない物たちに目を輝かせ、これはなにをするもの?と一々尋ねるたびに胸をときめかせた。


「それではお茶をお淹れしますわ。貴方火を炊くことはできまして?」


「はい!料理をするぐらいの火なら。今日錬金術師になるための講習で習いましたので」


私は暖炉に薪をくべ今日習った通り、小さな火を起こしてみせた。


彼女は私のおこした小さな火を使い、ヤカンで水を炊いた。


「水が沸騰するまで、なんで私がここに来たかお話しようかしら」


ちょうどいい湯加減になるには少しばかり時間がかかるらしく、それまではしばらくは暇だからと言った。


「聞かせてください」


「まあ大した理由ではないのだけれどね。 ここ数ヶ月私ぐらいの年の女の子が、ずっと同じ部屋に泊まっているから。 そのなんでしょう、

友達になってほしいなと思って。 それで、疲れているだろうしマッサージでもしてさしあげようかなと思いまして」


彼女は紅色の頬を赤らませながら言い、その姿がなんとも不安そうで尊いよう思えた。


「是非是非、私も自己紹介していなかったね。私の名前は、フウカ。よろしくね」


「ところでどうして数ヶ月ずっとここにいらっしゃるんですの?普通冒険者はさすらいの身として長居はしないはずなのに」


「それは……」


私には笑って誤魔化すしか為す術がない。


けれど彼女は余計不思議そうな顔を浮かべて、なんで?と表情で尋ねてきた。


「それは、なかなか自分に適正のある職業が見つからないからです。私冒険者には向いてないのかも」


「まあ」


彼女は一言軽く呟いた。


ヤカンから白い煙があがりだし、グツグツと音を立て出す以外には部屋に静寂が流れた。


「冒険者としてはどうかはわかりませんが、きっとなにかの才能は眠っているとそう思いますわ」


先に口を開いたのは、アリスの方である。


「ううん、冒険者じゃないとダメ。じゃないと、田舎から女の私をわざわざ街まで送り出してくれた両親に顔向けできないもの、それに……」


続きを言いかけ辞めた。


続きの言葉は私の小さい頃からの夢のことだ。


それをここで今できたばかりの友達に語ると、涙を最後までこらえきれないと思ったからである。


旅立つ時に辛いことが沢山あると覚悟したはずだ、なのにここで泣いてなどいられない。


私はソファーにしてあるベッドに腰掛けたまま、グッと拳を握り涙を堪えた。


「まあそうでしたの、話は変わりますがそろそろお湯が炊けましたわよ」


私はあっと低い声を出し、今までの自分を恥じた。


ついつい重い話を始めてしまうのは、最近の私の悪い癖だなと自分を戒めた。


 アリスはヤカンから炊けたお湯をまず、ポットにうつすのではなくカップに移した。


どうしてと私が尋ねると、冷たいカップにお茶をいれると冷めて美味しくなくなってしまうからと答えてくれ、少し感心を覚えた。


ポットに高価なお茶の葉を入れ、100度近くに熱せられたお湯を上から勢いよく注いだ。


するとどうだろう、この安宿の一室に二度と訪れることのないであろう、なんとも芳しい上品な香りが漂った。


「いい香り……」


私は思わずうっとりとしてしまったが、そんな私の横顔を見て彼女はニコニコとまた微笑んだ。


「お茶はね、体内の毒素を吐き出してくれる効果がある薬でもあるの。きっとフウカちゃんの悪いものも吐き出してくれるはずですわ」


「私の悪いもの?」


「うん。 今のフウカちゃんには悪い憑き物が三つついてしまっています。 一つは不安、二つ目は臆病、そして三つ目は卑屈よ」


「そうかもしれない」


私はお茶に砂糖とミルクをいれながらゆっくりと頷いた。


「けどいいところも三つあると思う。一つは諦めないところ、二つ目は優しいところ、そして三つ目はひたむきなところかしら」


私は照れ隠しのため、緩んだ口元を隠すようにお茶を飲んだ。


「本当はお菓子もあると最高なのけれど、持ってこれなかったわ」


「いいよ。それよりもいいの?こんな高いもの」


「お金は頂くって言ったら?」


私は軽く身震いをした。


「冗談よ、けど早く三つの悪いものがいなくならなかったら、出した甲斐がないわ」


同い年のはずが、まるで年上のような振る舞いである。


でも事実、彼女のことが眩しいお母さんのような存在に一瞬感じた。


私は残ったお茶を飲み干し、ありがとうとお礼を言った。


彼女の淹れたお茶は美味しいはもちろんだが、なんだか体だけでなく心までポカポカさせる効果がある。


なんだかすーっと安心していられるそんな気持ちにさせてくれた。


 いよいよアリスは私にマッサージなるものをしてくれると言い出した。


マッサージとは一体なんなのだろうか田舎者の私には見当もつかない。


「靴を脱いで」


「う、うん」


私が靴を脱ぐと、彼女は私の素足を先程お茶を作った際の残り湯につけた。


湯は桶にうつされ、幾分経っていたためぬるま湯ぐらいになっており気持ちがいい。


このままでも十分気持ちがよかったが、彼女は足をタオルで拭いてくれその際に揉捻してくれた。


「ふわぁ……」


思わず情けのない声が出てしまう。


「これがマッサージ?」


「いやこれはマッサージだけどまだマッサージではないわ。まだ準備段階だと思ってくれたらいいわ」


なんだか謎めいた返答であったが、どうでもいい。


とにかく今は至福のときを楽しみたかった。


しばらくゆっくりと足裏を揉みしごき、足裏の疲れがとれていくのがわかった。


足裏の揉みほぐしが終わると、ポンポンと膝を優しく叩いた。


「じゃあうつ伏せになって寝てもらえるかしら?」


「は、はい」


他人に対して背を向ける……それは冒険者にとって致命的であることは、駆け出しですらない私でも理解していので、

彼女以外に言われたら躊躇していたかもしれない。


しかし、今の私は彼女に身を委ねたい、縋りたい、楽になりたいという気持ちで満たされていたため素直に受け入れることができた。


彼女はなにやら最初に見せてくれたボトルから、何やら森の臭いのするアロマオイルなるものを捻り出し手に馴染ませているようだった。


「それじゃあ始めますわね」


彼女は私の足のつけねからふくろはぎに向かって、ゴリゴリと音をたてるような感覚で足を揉みほぐしだした。


私は思わず驚き、体をビクリとさせつつも気持ちの良い感覚に身が包まれていくのがわかった。


「あらびっくりさせて申し訳ありません、でもこれがマッサージというものですの」


「へ、へえそうなんですね」


私はなるべく動揺を見せないように振る舞ったが、体はガタガタと気持ちよさに震えていた。


なんだこれは味わったことのない快感だ、都会ではこういった体験が普通にできるものなのだろうかと

今更ながらに、都会と田舎出身の違いに気が付かされた瞬間でもあった。


「見かけによらず結構力持ちなんですね」


「あら痛かったかしら、でしたらすみませんわ」


「いえ、そういうわけでは……でもどうしてあまり痛みを感じないのでしょう」


「フフフ……なぜでしょうねえ」


痛みを感じないのには訳がある。


種は先程出してくれたお茶とあらかじめぬるま湯で足を拭ってくれたことにある。


お茶には、彼女が言っていた毒出し効果のほかに体を暖める効果が、そしてぬるま湯につけることの両方で

内と外両方から体が暖められ筋肉がほぐれていたからだ。


硬い肉を噛むよりも、柔らかくしてあるお肉を噛んだ方が顎に優しいのと同じで、あまり強い力で

押さなくても十分揉みほぐせたのだ。


しかし、彼女はあえてそのことを伝えずマッサージという不思議な術なのだと念押しした。


ただ重要なこととして、彼女がフウカとの距離を縮めるようになるべく努めたことで、体に触れられても緊張しなかったのは言うまでもない。


彼女の手が優しくそして力強く私の、ふくろはぎのあたりを往復するたびにふわぁ……とした感覚に襲われ、意識が飛びそうになる。


ふとある疑問が浮かんだ。


「アリスさんはどうしてこんな気持ちの良いことを見ず知らずの私に?」


「見ず知らずじゃないわ、もう友達じゃなくて?」


「いえ、一応今日はじめてお会いしたばかりですし」


「そうだったわね、そうねえ……」


彼女の顔は見えなかったが、きっと考えるような素振りを浮かべていただろう。


「あなたがとても不憫に思えたから、なんだか母性本能をくすぐられたというか。でもこう思うのは失礼かもしれないわね」


「私のこと知っていたんですか?」


「うん。たまにいるの、何ヶ月も冒険者としての適正を見出だせずに故郷に帰っていく子。

だけど女の子の冒険者志望は珍しかったから、興味をもって隠れてこっそりと見てたの」


「そうだったんですか……、私もやはり才能ないですかね?」


「うーん、どうだろう」


彼女はクスリと笑った。


「失礼かもしれないけど、フウカちゃん冒険者以外の道を考えたことがあるかしら?」


「それはどういう意味ですか?」


「きっとあなたにとって見えている世界が小さいんじゃないかなと思ってね。

冒険者として大成する以外にも、商人として故郷に錦を飾る……なんて道も全然あるわけじゃない?」


「私が商人で大成……そんなの無理です! 私文字も読めないのに」


「ほらやっぱり卑屈になっている」


彼女は意地悪な口調で嘲った。


「フウカちゃん冒険者パーティの中で何の職業が一番需要あるのか知っていて?」


「そりゃあ戦士ですよ、やはり前衛で魔物をバシバシ倒すのはみんなの憧れで……」


「ブッブー、正解が出なさそうだから言うわ。コックよ」


「コック?料理人ってことですか?」


私はキョトンとした顔で聞き返した。


「そうよ、冒険者パーティは基本的に野営するでしょ? そうしたら新鮮な食べ物が手に入らないし、時には魔物の肉でも

使って料理しないといけない。 だから、何でも食べれるものに調理できてしまう優秀なコックは引く手数多なの」


私は度肝を抜かれるような気持ちでいた、冒険者を志す身なのに冒険者についてなにも知らなかったからだ。


「すみません……無知でした」


「謝ることなんてないわ、それときちんと無知を認められることもあなたの美点ですわね」


「あの……それで私になにが言いたいのでしょう」


「それはマッサージが終わる頃には自然と気がついているはずよ」


「そうですか……」


それ以上は深堀りせず、今はマッサージに集中した。


「ここをこうやって……と」


彼女は何やら一人で呟いていた。


そういえば気がついたことがある、特定のある場所を押されると特に気持ちがいい時があるのだ。


「ねえこのマッサージって決まった作法とかってあるの?」


「うーんいろんな作法というか流派あるけど、私がやっているのはオイルを使ったツボ押し式ってやつかしらね」


「ツボ押し?」


「体には神経ってものがあって、そこが集中している箇所をツボっていうの。そこを刺激すると、体に治癒効果がある……って先生から習ったわ」


「へえ」


私はぼんやりとだが、以前なろうとした道士の理論に似ているなと思った。


グーッと時にはグリグリと彼女のいうツボを押されるたびに、こわばった足がほぐれていくのを感じた。


毎日この安宿と案内所を往復するだけの生活をここ数ヶ月送ってきたが、その間にここまで体が疲労しているとは思いもしなかった。


「さて、下半身はもう終わりよ。 次は上半身にうつるわ」


少し名残惜しい気持ちもあったが、どちらかというと下半身よりも上半身のほうが、体がこわばっている感じがする。


もしこのこわばりがとれたらどうなるのだろうという興味の方が強かった。


 ついにマッサージは、上半身へとうつった。


「ちょっと服を脱いで下着だけになってくれるかしら?」


私は素直に従い、またうつ伏せになった。


またアリスは、オイルを手にしっかりと馴染ませた後マッサージを再開した。


尾てい骨のあたりから、背骨をすーっと沿って肩甲骨周りまでゆっくりと揉捻しはじめた。


「あっ」


私は色気付いた声を思わず漏らしてしまった。


しょうがない、このときの快感は下半身で味わったものとは比べ物にならないほどの快感であったからだ。


本当に今までの悪い憑き物が一気にとれていくような感覚を味わった。


アリスの手が私のツボにふれられるたびに一つ、また一つ体のこわばりがとれていく。


逆にこんなにも体がこっていたのかと私は驚かされた。


思えばこの数ヶ月―――心身共に疲れることばかりが続いた……。


今はこの甘い癒やしの感覚に甘えていたい、溺れていたいそんな気持ちが私の心までも緩めたのか、なぜだか涙が止まらなかった。


ポロポロと訳もなく温かい涙が、すーっと流れていた。


「あれ……おかしいな、なんでだろ」


私ははっきりと聞こえる声で独り言を呟いたが、施術者は全く関せず施術を続けた。


ギュウッと、時にはじんわりと私の尾てい骨から肩甲骨にかけて揉捻される。


そのたびに快感の波に襲われる、それを数十分の間繰り返した。


血流がよくなりどんどんと全身に血が巡っていく、そんな心地よい感覚だけになった。


その感覚に私は思わず耐えきれず、気がついた時には眠ってしまっていた。


 ポンポンと肩を叩かれて、私は起こされた。


施術終了の合図だ。


私はすぐに下着姿から服に着替えて、さっぱりとした気分で目覚めることができた。


「フウカちゃんが進みたい道……見つかった?」


先程まで施術をしてくれていた友達が、問いかけた。


「うん。なんだか今までより視界が広がった気がする。今まで見えていなかったものが今なら見える」


「そっか」


クスリと彼女は笑った。


私の行く未来はまだ決まったわけではない、だがこれからは自分には無理だと諦めていたことにも挑戦してみようそんな

前向きな気持ちでまたあるきだすことができる……そう思えた秋の日の夜であった。



【回復術師】を追放されたぼくは【施術師】でやりなおす

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「ポロポロと訳もなく温かい涙が、すーっと流れていた」 私も施術を受けたとき、このフレーズと同じようなことがありましたので、とても共感できました。 [一言] とても前向きな気持ちにさせてくれ…
2021/05/14 22:42 退会済み
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