前へ目次 次へ 9/26 (二)-7 この少年というのは、松崎のことだろう。彼は誰かに押されたらしい。そんなことをするのは一体どういうひとなのだろうか。 ニュースをぼんやりみながらそんなことを考えていると、玄関から音がした。明が帰ってきたのだ。 「また遅くなって。どこに行ってたのよ」 「どこでもいいだろ」 「テスト勉強、ちゃんとしてるの」 「房恵には関係ないだろ」 「関係あるわよ。昨日も今日もこんなに遅くなるなんて。中学生のくせに」 「いいだろ、誰がどこで何をしていたって」 (続く)