第6話 資格が必要だと
「千晴!大変大変、開業するのに資格がいるんだって」
「なんの資格?」
「食品衛生責任者だって。後は防火管理者ってのもあるんだけど、
こっちは収容人数が30人以上の店舗で必要みたい。
あの店椅子18個しかないし、うちら2人入れても
30人にならないから平気みたい」と詩乃が説明する
「どうすればいいんだ?」
「申し込んで受講すればいい。1日で取れるって」
「では店長である私が」と千晴
「いつから店長になったの」
「ちはるcafeなんだから店長は私でしょ」
「店名勝手に決めない」と詩乃
「じゃあ、はたのちうるcafe」
「なにそれ?てか誰?」
「千晴と詩乃のアナグラム」と千晴
「はるうたcafeでいいよ」
とあっさり店名が決まった。
「申込書にお店の電話番号もあるね。
これ固定電話じゃなきゃダメなのかな」
「なんか携帯でよさそう。ダメって言われたら
その時固定電話の番号作ろう」と詩乃
「じゃあ必要事項を書いて」
「ちょっと待ってもうあの物件でいいの?」と詩乃
「決定でいいよ。もう頭の中ではあの物件になってるし」
こうして2人で不動産屋に行って物件が決まった。
食品衛生責任者も千晴が申し込み受講した。
10:00〜16:30で食品衛生学・公衆衛生学・食品衛生法等を
学び、受講料を払って修了証を交付された。
「これで開業できるね」と千晴
「まだまだ。次は届け出だね」
「まだあるんだ……」
「飲食店営業許可を保健所に。
開業届を税務署に。
防火対象物使用開始届出書を消防署に」と詩乃
「うへえ。期限も決まってるのか。
トイレとかの改装の準備とこれらも進めますか」
「だね。並行して準備を進めていこう」




