第4話 設備を考えてみた
2人は一旦帰り、千晴の家に行った。
「ちょっと色々調べてみよう」と千晴
「まずはトイレだね」と詩乃
「やっぱり不動産屋さんが言ってた通り
30~60万だね。どうする?」
「ボクは和式は無理だよ」
「なになに、組み合わせトイレと一体型トイレと
タンクレストイレってのがあるんだね」と千晴
「どう違うの」と詩乃
「独立した便器・便座・タンクを組み合わせるタイプ。
便器・便座・タンクが一体になっているタイプ。
水を溜めるタンクがない、すっきりとした形状のタイプ」
と千晴が言う
「1番安い組み合わせでいいんじゃない。
あと補助金がなんたらかんたら書いてあるね」
「補助金?え~とこの街だと申請すれば20万以上で、
5%補助してくれるって。20万なら1万か」と千晴
「5%だけか。ないよりはましか」と詩乃
「他のとこはもっと多いところもあるね」と千晴
「ここの業者なら20万でトイレの内装や床も
リフォームしてくれるって」と詩乃
「ここで決まりだね。後は申請するかどうかだね」と千晴
「ガスはどうする?」
「プロパンガスと都市ガスって結構値段違うね。
え~いこっちも交換だ」とやや、やけになってる千晴
「他はオーニングだっけ?それの張り替えに、
シャンデリアも替えたいんだよね。おしゃれじゃないし」
「詩乃は欲張りだなあ。え~とオーニングはどれにする?」
「これよくない?おしゃれだよ。7万だって。
シャンデリアはこれでよくない。4万だって」と詩乃
「そうだ思い出した。冷蔵庫だ。あれもやばいね」
「業務用高っ!これでいいよ16万だって」詩乃
「冷凍庫大きい方がいいもんね。これにしよう」
「なんかボクら感覚麻痺してない?」
「うん。おかしくなってるね。20万でいいやとか
16万でいいやとか」と千晴
「でも仕方ないんだよなあ。トイレと冷蔵庫は
変えないわけにはいかないからね」
「あとは…」
「まだあるの?」と詩乃
「エスプレッソマシンとか、オーブンレンジとか、
カップウォーマーとかWi-Fiとか」と千晴
「ああ。それらも必要だもんね。
あとさあ、よく外に手書きのメニューとか
書いてるのあるじゃん」と詩乃
「今日のおすすめとか書いてあるやつね」
「あれも欲しい」
「必要?」
「ブラックボードっていうみたい。5000円ちょっとだよ」
「買おう!」と千晴
「設備はだいたいこんなところか。椅子やテーブルを
買わないで済んだのは助かったよ」と詩乃
「だね。稼ぐ時はあんだけ苦労したのに、
使うときは一瞬。お金ってなんだろうね」
と千晴が天を仰ぎながら言った。




