6 KO宣言
今日俺は少しイライラしている、理由は分かりやすい、今回の対戦相手が気に食わない、、
別に俺は人の命を賭けた賭けが嫌いじゃない、寧ろ今までも、人の命を揺るがす賭けは大量にやって来ていた、
だが俺が気に食わないのはそこでは無い、
自分は負けても安全で、危険なのは賭けの対象になってる奴らってのが気に食わない、
別に俺がセンチな情に流されたって訳では無い、人質なんてどうでもいい、、
コイツは別ギャンブルが好きって訳でも、金が無い訳でも無い、ただ自分が人の命を握っている愉悦感に浸りたいだけのギャンブラーとしても、人間としても嫌いなタイプ、、
今回は負けられない、、
慈善家「そう、怖い顔をしなくていいさw」
慈善家「我々は負けなど無い、私が負ければ失うのは、人のストックだけ」
慈善家「そっちが負けても、失うのは、たかが数100万くらい、今まで勝ち続けて来た君なら、別に命どころが、10年後のご飯にすら影響を与えない金額じゃ無いか?」
タリヤ「お前と話をしに来たつもりは無い、早く始めよう、」
タリヤ「賭けの内容は好きにしろ、、」
慈善家「では軽く、ロシアンルーレットってのはどうだ?」
タリヤ「論外だろ、お前はさっき言ったはずだ、自分達の命を賭ける事は無いとな」
慈善家「とぼけるなよw本当は今から私が何をするか、そしてその勝敗まで、既に予測がついてるってのにな?w」
慈善家「勝手ながら、少し対戦する前に君が昔別の人間と対戦する時を観察していたんだ、」
慈善家「まぁ、実力は見えなかったがね?」
慈善家「でも君のギャンブルの仕方はある程度はもう分かっているよ?」
慈善家「当ててやろう、君はまず一つ目に、ロシアンルーレットが論外だ、と言ったのは目の前で人が死ぬのを見たく無いってんだろ?」
慈善家「私がやるロシアンルーレットの仕組みを見抜いてな」
タリヤ「お前の様な奴の考えなど容易に考えつく、お前のロシアンルーレットは自分の持ってる子供のストックの中から1人選んで、そいつに銃を持たせ、そいつの行動を俺たちが操作する、」
タリヤ「そしてその子供があらかじめ反抗しない様に、毒でも飲ませておき、生き残る可能性は潰しておくか、何かをして、完全な賭けの道具にしたってとこだろうな」
慈善家「正解に近いね、さすが闇の世界の最強ルーキーだ、でも惜しかったね、少し違うよ」
慈善家「毒は飲ませて無いし、飲ませる意味は無いよ、」
慈善家「毒を飲んでも、私を恨んでいれば、銃を渡した瞬間撃たれる可能性は十分、寧ろ死ぬ可能性が確定すると何をするか分からない、」
慈善家「だからね、今回その役をやって貰う子は兄弟がいる子達だけなんだ」
タリヤ「、」
慈善家「もう分かっただろう?」
慈善家「あらかじめ脅しといたよ、お前が何か不審な行動をすれば兄弟や、同じ施設で育って来た仲間は死ぬってねw」
慈善家「あの子達は私に引き取られて、みんな同じ施設で暮らす様になる、男も女も皆共同でね」
慈善家「そうすれば、早い子は恋人を、そして少なくとも顔馴染みくらいは出来る、そんな環境での家族ってのは、普通の人間なら想像も出来ない程の心の支えになるらしいw」
慈善家「可哀想だよね、窮地に立った人間は自分の家族を守る為なら自分から自分に爆弾の首輪でも、銃でも受け入れる、」
慈善家「本当に可哀想で観ていられないね~w」
タリヤ「今のうちによく喋っておいた方がいい、人生最後の数時間くらい楽しむといい、」
慈善家「はいはいw」
慈善家「では、時間も勿体無いね、今回のロシアンルーレットの的に出て来て貰おうかな?」
慈善家「それと、君が勝負を受け渋ったあと一つの理由は、」
慈善家「勝つ確証の低さだろ?君のギャンブルはある程度見たけどイカサマが多かったねw」
慈善家「見事な手口だった、一つの分かり安いイカサマを仕込んで、それを見破らせ、わかりやすく同様の素振りを見せる、演技だけどね」
慈善家「そして同様している演技をして、相手が勝ったと錯覚して、愉悦に浸る時に真のイカサマを何個も使い、相手の心から金まで全てを空にする」
慈善家「理に適った作戦、そしてそれに見合った手腕、そんな君だからこそ、ロシアンルーレットはまずいw」
慈善家「イカサマの使用は出来ない、出来たとしても、確実な勝利はない、良くて、90%って所?」
タリヤ「随分、俺を過大評価してくれるな、それとも自信がそんなに無いか?」
タリヤ「そこまで俺の戦略を見抜いていながら、90%とは、臆病者か、それともそもそも勝つ気が無いとしか思えないな」
タリヤ「お前はさっきから、相手を分かった気になり、上から見下ろした発言をするのが好きらしいな、」
慈善家「まぁ実際私が上にいるからねw」
タリヤ「予告してやろう、お前はお前自身の失態で今回の賭けに負けるだろう」
慈善家「ほぅ、面白いw」
慈善家「では、私も、君に予告しよう、」
慈善家「君は今日から、ギャンブルが出来なくなる」
双方とも相手を挑発する様な予告を行った、だが両者とも、最初の様なニヤけは無い、つまりは挑発ではなく、
どちらかといえばKO宣言のイメージに近い言葉となった、、、




