揺れる心と求めた明日
私はあの後眠りにつき、夢を見た
いい夢だった、、と、思う
私はあいつを殺し、求めていた結果が目の前にあった、、
あの夜に止まった時間がようやく動き始めた
止まった時間の中では私の思考、感情、精神、が止まっていて、
人を死に追い詰めても、目の前で血を吐こうとも、周りの人間が私を止めようとしても、何も聴く事もなく、地面に這いつくばり、動けなくなった男の喉を切り裂いた時、初めて時間が再始動した
時間が動き始めた瞬間に気づいた、
時間が動き始め、復讐も終わった私の体には既に怒りと悲しみ、恨みは残っていなくて、
怒り、恨みが無くなった後、復讐を終えた後に自身の体に残った物があった
とても心地良かった、、
達成感、、そして、解放感、自由感、、
ただこれら全ては私の精神、私の内側だけで感じてるものだった
では、実際に起きた事はどうだったかを見ると
実際には手に残り、存在した現実は、持っていたのは血の匂いが嫌に強く残り、赤黒い何かがついたナイフ、、そしてそのナイフに反射した自分の、、
いや、、ナイフに反射した人殺しの顔がずっと頭に残った
白かったはずのメイド服は血が乾き、茶色に、
笑顔があったはずのNo.2いや、楓には笑顔がまたなくなり、
涙と、ただの人殺しとなった私を、怯えた目で見つめる楓の姿がただある、、
そんな夢を見て、私は雨の中を歩いたのかと、勘違いするほどの汗を流し、起きる、、
月夜「なに、今の、、」
汗、流しに行こう、、
風呂場に月夜は向かった、、服を脱ぎ、洗濯機に入れ、風呂場のドアを開け、入る
シャワーを浴びながら、風呂場にある鏡で自分が今どんな顔をしてるのか確認しようとした、
風呂場の鏡を見ようとすると、そこにはテープが巻かれて、メッセージが書いてある、
伝言「紅葉が鏡何故か割っちゃったので、洗面台に手鏡置いて置くので、鏡が必要であればそっちからお願いします!!!」
月夜は洗面台を見る、、
月夜「無いじゃん、、」
月夜は少し探し、上から2番目の引き出しに手鏡が入っているのを見つけ、自分の顔を確認した
確認した直後、手から鏡が滑り落ち、手鏡が割れた
夢で見た人殺しの顔に良く似ていた、、
それからすぐに楓が来た、、
楓「大丈夫!?」
月夜「いや、ちょっと」
自分では大丈夫と思ってたが、体は私の精神程丈夫では無かったらしい、、
私は楓に抱きつく様に倒れた
楓「おぉおぉぉぉ!?」
楓「大丈夫!?え?まじで、生きてる?」
その後の私は楓の部屋に運ばれ、服を着せてもらい、ご飯を作ってもらっていた
楓「はい、あーん」
月夜「いいよ、そんなの」
楓「今日運動して、すぐに倒れるの体力なさすぎだよ~?」
月夜「それが原因じゃ無いし、」
楓「?、じゃあなに?」
月夜「夢だよ、夢を見た」
楓「何の?」
月夜「多分、、いい夢」
楓「良い夢?、、多分?」
月夜「うん、、なんか、、夢が叶う夢」
楓「夢が叶う夢か~、私なら、、なんだろ」
楓「今みたいに、喋りたいと思った時、いつでも誰かが私の話を聞いてくれて、誰かがいつも側にいてくれる今こそが私の夢かも」
月夜「そっか、、なら、もし、、」
月夜「その夢の到達点が自分が求めていた様な綺麗なものじゃなかったら、、どうする?」
月夜「もし、例えば遠くから見えていた綺麗な月を近くで見たいと思って、近くで月を見た時、思った程綺麗じゃ無くて、寧ろ汚い、と思う様な夢だったらどう?」
楓「諦められないかも、自分で実際に見たら違うかも知れないし、現実は夢よりも素敵かも知れない、、」
楓「でもね、月夜ちゃん、汚い物は、夢で見ると現実よりは以外と綺麗に見えたりするんだよ、」
楓「汚い物の夢を見たなら、現実はもっと汚いかも知れない」
楓「でも、美しく物は夢より更に綺麗な現実を見れるかも知れない、」
楓「まぁ、短くまとめると見るまでは分かんないよ、そんなの」
月夜「そう、だよね」
楓「私はまず、その夢が本当に綺麗な夢かを見直して、それが自分の中で信じられる夢なら、叶えるまで絶対に諦めないよ」
楓「じゃ、私はもう眠ろうかな」
ベッドから立ち上がろうとする楓の手を掴む
月夜「ここ、アンタの部屋でしょ、、」
楓「いや、つっきー寝てるじゃん」
月夜「いっしょ、、寝よ」
楓「寂しいのかなぁ?」
月夜「う、うん」
楓「今日素直だね、可愛いつっきー大好きだよ」
月夜「うるさいな」
楓「でも今はそっちから手、握ってるからねぇw」
月夜「言うんじゃ無かったな、、」
楓はベッドに入り月夜の隣で寝転がる
月夜「アンタは、ミカの事、どうやって割り切ったの?」
楓「正直な話、、割り切れてはないよ、、」
月夜「じゃあ何で、どうやって?」
楓「ミカがいなくなったのはとても悲しい、本当に、でもね」
楓「ミカが居なくて悲しいことを、復讐や、怒りとか恨みに発散するのは私はあまり向いてなかったみたいで、、」
楓「月夜だから話すんだけどさ、、」
楓「最初、私は紅葉を貴方と同じ様に殺そうとしてた、、、」
月夜「アンタが?!」
楓「言わないでね、、もしかしたら、紅葉は気づいてたかも知れないけど」
月夜「アンタでも、、なったんだ、、」
楓「まぁ、今を見れば分かる通り変わったけどね」
月夜「何があったの?」
楓「私はかなり早くやめちゃった、」
楓「部屋に行って、ちょっと話して、抱かれたら、あったかくてさ、」
月夜「抱かれてそれで、落ちたの!?チョロ!」
楓「いや、抱かれた、、って言っても本当に抱っこされただけで、、」
月夜「あんた、何で今は照れてんの?」
月夜「昼とかは結構そういう発言しまくってるのに」
楓「あれは、、ん~、、私なりの強がりかな」
月夜「へ~、ただ目覚めた変態なだけかと」
楓「やめてよ!?そんな私がただ目覚めた変態みたいな扱いは!?」
月夜「でも、強がりで変態になるのは、それはそれで素質あるんじゃないの?」
楓「無い!絶対無い!」
楓「でも、多分、、紅葉にはバレてるだろうなぁ~」
月夜「本当、ベタ惚れだね」
楓「いや、そんなんじゃ無いって!」
楓「凄いよ紅葉は、、」
楓「でも、その時はまだ殺そうとしてた、薄れてだけどね」
楓「私はその後寝たフリをして、抱っこして貰って部屋に送って貰って寝かしつけて貰った」
月夜「やらしい女だね」
楓「だから、あんまり言いたく無かったのに、」
楓「まぁ、問題はその後だったんです、、」
楓「風呂場で物音がして、すぐに寝付けずに起きて、音のする方向に行ったら、紅葉は自分を殺しに来た誰かと会話してて、それを盗み聞きしたんです」
月夜「それ、私かも、、」
楓「あ~、なるほどそういう、、」
楓「まぁいいや、で、その時聴いた言葉覚えてる?」
月夜「最後の方はわかんない」
楓「紅葉はこう言ったんです」
紅葉「俺はまだ、死ぬ訳には行かない、だから俺を恨み続けてくれ」
楓「それを聴いてしまって、なんか、思い出しちゃって」
月夜「施設で、死にたがってたアンタの事?」
楓「そう、ですかね?あの時は死にたがってた訳ではなかったんですけど、」
楓「あの頃はただ、人の役に立ちたくて、誰かに生きる事を肯定して欲しくて、」
楓「ただ、誰かが私が生きてる事に、誰かが私が笑顔でいる事を肯定して欲しくて、」
楓「で、認めてられてそのまま幸せに朽ちたかった、、」
月夜「死にたがるって言うんだよ、それ」
楓「そっか、、そうだよね、、」
楓「まぁ、なんか重ねちゃって」
月夜「ねぇ私にどうして欲しい?」
楓「それは、、一体?」
月夜「私はあいつを殺そうとしてる、でもアンタは逆、そうなると私は邪魔でしょ?」
月夜「私に殺さないで欲しい?」
楓「駄目ですよ、月夜ちゃん、自分の心の迷いを人のせいにしちゃ」
楓「自分で自分の目標に疑問が出来たからと言って、それを人に任せるのはとても、よく無いですよ」
月夜「結構性格悪いね、、楓、、分かってるなら、どっちか言ってよ、、従うから」
楓「駄目です、自分で決めなきゃ、」
楓「それに私に聴いてる時点で、もう決まってるんじゃ無いですか?」
月夜「私は、、、もう少し、、殺してみる」
楓「良いですね、殺し屋メイド、昔見てた物語でそんなのあった気がします」
月夜「「雑食メイドの狂気の誘惑」だっけ?」
楓「そうです!」
月夜「アンタが昔R18だからエロ本と思って読んだらR18Gでトラウマになったあの伝説の本の再現かw」
楓「やめて!?やめて下さい!?殺しますよ!?」
月夜「まwありがとw」
月夜「少し、落ち着いた、、」
楓「これから、毎日寝てあげますよ、お姉さんですから」
月夜「体は私より幼女なのにねぇ~」
楓「怒りますよ」
月夜「おやすみ、楓」
楓「おやすみ、つっきー」
今回つっきー回に見せかけた、楓ちゃん回であるというややこしめなストーリーですが、ここに結構力入れ過ぎて、今日一日、書いて終わってしまいました、、
とても良い年末を過ごせました
これを読んでくれた方の新年がいい物であります様に、
そして、年が明けてこの文を見た方は
明けましておめでとうございます
これからの一年が楽しく、賑やかな一年になる事を願っています
以上今年の締めの言葉終了です
来年もよろしくお願いします




