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ギャンブラーは鬱になっても、転生しても治らない  作者: 凡人の架空日記


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11/18

鉄の匂いが強い夜

蒼牙「スタートだ」



今回のルールではディーラーはまた、奴隷であり、ディーラーは勝っても負けても必ず蒼牙の手によって殺される


そして賭けの景品はまた金と奴隷


どちらかが21に近ければ勝ちそれ以外のルールは無い



イカサマ防止の為人間では無く、機械がカードを配る


タリヤ「スタンド」


蒼牙「手札を見ても居ないじゃ無いかw」


蒼牙「勝負を投げたのか?」


タリヤ「黙って自分の点稼ぎしとけ」


蒼牙「では、ヒットだ」


蒼牙「ほぅ、、」


蒼牙「カードオープンだ」


蒼牙は恥からカードを捲り、出目は20


蒼牙「これが勝ち方だ、、自身を強くするのでは無く、相手の戦意を削ぎ、相手を弱くする、これこそがこの世界で勝者であり続けるコツだ」


タリヤは無言でカードを捲る


タリヤ「ブラックジャック」


蒼牙「おぉ、ようやく、天才イカサマ師と戦えるかな?」



蒼牙「面白くなりそうだ、、そしてお疲れ」


パァン


血が散る



蒼牙「すまない、返り血が付いたか?」


タリヤ「次のゲームを早く用意しろ」



タリヤの顔は最初よりも怒りの表情は消え、ほぼ不気味な程に無表情でそして冷血で、冷酷な堕者の処刑人としての顔になり、全ての動作を最小限かつ、喜びも怒りも悲しみも消えた


蒼牙「次はチンチロなんてどうかな」


タリヤ「提案はいい、黙って持って来い」




ルールはブラックジャックとほとんど一緒、奴隷は親を負けるまでやらされ、蒼牙とタリヤどちらかが勝ち、2人が勝敗が着くまで戦い続け、要が済めば死



蒼牙「そっちが先行だ」


タリヤは賽を振る


タリヤ「ピンゾロだ」


タリヤ「終わりだ」


蒼牙のターンが来る事は無く、4ゲーム目は終了した


蒼牙「マジかよ、、これが堕者の処刑人、、か」



蒼牙(どんなイカサマしてやがる、、全く分からん、、見破りたい!!)


蒼牙(あの手品の様に見破ろうとする子供の様に凝視し、観察し、出来そうなイカサマの全てがされて居ないあの不思議な感覚!!いたはずなのに何故か必ずイカサマは終わっていて、負けたという結果だけが残る)



蒼牙(噂に聞いてはいたが、、、ここまでとは、この技術に処刑人なんて名前が着くとはな)


蒼牙(私からすればこの見破ろうとしても見破れず、それに気づき諦めた者のみが生存出来て)


蒼牙(逆に見破ろうと挑戦すればするほど、見破ろうとする者は負け、逃げ続けられ結果的にイカサマの影も形も分からぬ内に破滅に追い込まれ、その様子を周りに見せ、笑い物にする道化師にしか見えん、、)


タリヤ「次」


蒼牙(イカサマが見たい、もっと欺かれたい)


蒼牙(まさか、あんなに散々だった姿がまさかここまで私を楽しませる存在になるとは)



タリヤの顔には先程の出血によって顔に血の雫が垂れ、そしてその雫は目元をつたってそれこそピエロの涙化粧の様な血の跡が残った




5ゲーム目 ポーカー


また機械がカードを配る


タリヤ「スタンド」


蒼牙「またか、」


蒼牙(どんなイカサマだ?あまりにも分からない、まさかこれで運を良くたまたま連続の勝利と考えるには無理がありすぎる、、)


蒼牙「3チェンジ」




蒼牙「オープンだ」


当然の様にタリヤはストレートフラッシュを出した


タリヤと違い、蒼牙は2ペアで勝つ事は無かった


そして何度奴隷を目の前で撃ち殺しても表情の変わらないタリヤに蒼牙は満足していた、自身の弱みをこの僅か十数分のギャンブルで克服し、それからの賭けは全勝ち、そんな底の見えないタリヤに負けれる事が楽しくて仕方無かった、、


そしてまた奴隷を1人撃ち殺す、


蒼牙「君も私と同じ感性になって来たかな?」


タリヤ「かもな、、」


タリヤ「次」


蒼牙「これが最後だ、」


最後のゲームはまた、ロシアンルーレットだった



今回は弾の位置のリセット、調整は不可、弾も奴隷に適当な位置に入れさせ、回させる、そして本当の運だけで勝負する


蒼牙「最後、、どれだけ呆気なく終わるのやら」



タリヤ「どっちからだ?」


蒼牙「私から行こう」


カチャ


パァン


蒼牙「ふwまじかw」


蒼牙「どんな手を使った?」



タリヤ「知りたきゃ俺と賭けをしよう」


蒼牙「、、、断らせて貰うよ、まだ私は死ぬ訳には行かない」


蒼牙「そして最後に、おめでとう、これで奴隷は全員解放だ、素晴らしい戦績だ」


タリヤ「お前はいつか、、必ず潰す」


蒼牙「それは怖いwでも私もまた君と勝負したいとは思ってるよ、だからそれまで死ぬなよ?」


タリヤは怯えて部屋の隅に隠れた奴隷達の手を雑に掴み、部屋を出ようと蒼牙に背を向ける


蒼牙「また、いつか会おう」


タリヤには去り際に見た蒼牙のあのニヤける様な顔が頭から離れず、そしてその顔を思い出す度に、目の前で殺された奴隷と殺した奴隷の顔が頭の中をずっとチラつく


その罪悪感と疲労感、自身への憤りの全てをなるべく隠し、奴隷達を一度自身の自宅に連れて帰る


(この家に帰ったのはいつぶりだったかな、、)


タリヤは日頃からタリヤに負けた人間の逆恨みでよく闇討ちを仕掛けられていたため、拠点を複数持ち、滞在地を作らずに生活していた


今回の家は少し前に使っていた拠点だった


(やはり少しかなり汚くなってるな、埃も多い、だが贅沢は言えないか、、)


タリヤは奴隷達の方を向き、語りかける


タリヤ「少し準備がいるんだが、待っとけるか?」


奴隷達は言葉を喋る事は無く、こくこくと頷く事で返事をした


タリヤ「おっけ、じゃあ少し離れるけどあっちら辺のソファとか座ってていいからな」


タリヤはそう言葉を残してその場を離れる



(ったく、無駄に部屋数だけは多いな、どれがどんな部屋か把握するのも嫌になって来た)


(馬鹿な富豪の考える事は理解できん、、)


(一階、二階、そして地下、、本当にこの部屋数いるのか?)


(それも殆どの部屋は防音で、それでベッドと冷蔵庫がそれぞれの部屋に設置か、、)


(まぁなんと無く、部屋の使い道は予測つくが、ヤり部屋がこの個数要るのかは本当に疑問だな)


部屋の中にあったタオルで顔を拭きながら考える


(まぁ正直、この状況ならこういう部屋が現状1番欲しかった)


※タリヤがロリコンという訳では無い


タリヤは奴隷達の方へと戻る


タリヤ「まだ立ってたのか?」


奴隷「私達は奴隷の身分ですから、、座るなんて、、」


タリヤ「あぁぁ、、まぁあれだ、、気にすんな」


タリヤ「お前達にはもう主人は居ない、そして一週間もすれば俺とも合わなくなる」


奴隷「捨てられるんですか、、?」


タリヤ「捨てはしない、だがここでは無い場所に移ってもらう」


奴隷の1人が泣き崩れ、泣き崩れた奴隷少女を他の少女が慰める


(少し、無責任過ぎたかな、、目の前でこの子の家族同然の仲の人間を殺した癖に、人に押し付けて逃げるなんて、、)


(泣かせてしまう暗いなら引き取るか?、、いやこんないつ闇討ちされるかも分からず、それでいてこの子達から友達、家族の様な存在を奪った俺が側に居て良い訳が無い、、)


(殺した責任を取って育てるのが良いのか、それとも俺の様な悪人はやはり離れるべきか、どれが最善か、、なんて俺には想像つかない)


(どうするべきか、、頭が痛い、、少し考える時間が欲しい、、)



タリヤ「すまない、俺はあっちの部屋に言っておく、用があれば好きに入ってもらって構わない」


タリヤは自身の悩みに向き合う時間が欲しく、逃げる様に空き部屋へと駆け込んだ


そして部屋の中で考え込んでいた、自分があの子達にとってどういう存在になるのが1番あの子達の将来に良いのか、、





それから考え事をしている内に少し時間が経ち、ドアが開いた


少女「ご主人様、、?」


少女「私、です、、さっき泣いてしまった」


タリヤ「あぁ、気にしないで、今日は疲れてるだろ、早く寝た方がいいよ」


少女「お願いが!お願いがあるんです、、」


タリヤ「どうしたの?」


少女「私達をここで住ませて頂けませんか?」


タリヤ「でも、、」


少女「嫌なのは、分かっています、、だから」


少女は洋服を脱ぎ、布一枚も着けずに涙目で土下座する、、


少女「私の事はどうしても良いので、、他の子だけでも、、」


タリヤは自分の上着を脱ぎ、少女に近づく


少女は涙を流しながら目を瞑る


タリヤ「駄目だよ、そんな事しちゃ」


タリヤは自分の上着を少女に被らせ、目線を合わせて会話する


少女「お願いします!風俗だけは、、許して、」


タリヤはその瞬間驚愕し、絶望した、あの場面で泣いていたのは、自身達が風俗に送られ、また道具にされる、と思ったからだったと知った


そして風俗に送られると、頭に浮かぶという事は、一度経験した事がある可能性がある、、


つまりは奴隷少女達は蒼牙に風俗で働かせられて、その上で賭けの道具扱いもされ、普通の人間として生きた経験は無いかも知れない、、


タリヤ「落ち着いてくれ、、絶対そんな事はしないから、、」


タリヤは自分自身の悲しいのか、悔しいのか、怒りなのか、なんなのか分からない感情に戸惑いつつ、少女の誤解を解こうとする


タリヤ「そんな所には2度と行かせないから、君達が次に行く所は君達の新しい家であり、学校であり、誰もが平等に人間としての生活を手に入れられる場所を目標に探している」


タリヤ「だから、そんな心配しないで、そして自分の体を大切にして、もっと人間として生きて」


少女「人間、、として、、、わかんない、、」


少女「わかんない、、一度も、、言われた事無いもん、、」


少女「、、、」


タリヤ「こんな事されても怖いだけかも知れないけどさ、、」


タリヤはそっと少女の頭を撫で、体を抱き寄せる、、


少女「な、、んで、、?」


少女は自分でも分からない位制御出来ない涙が溢れ、耳と顔は赤く、そして今まで感じた事の無い、人の体温での抱擁に少女は、とっくの昔に枯れたと思っていた涙が溢れ止まらない、


この涙は少女の人生で初めての、喜びと、安心の涙となった、そして泣き疲れと、緊張が解けた緩急で脱力した、





タリヤ「寝ちゃった?」


少女は起きていたが、起きていたら自分の部屋に返され、抱いて貰えなくなると思い、返事をせずに寝てる振りをする事にした、、


タリヤ「仕方ない、部屋まで送るか、、」


タリヤは少女を抱き抱え、部屋まで連れて行く



ゆっくり、起こしてしまわぬ様、揺れも少しでも少なくする為にすり足で歩き、部屋まで少女を運ぶ


ガチャ


冷えたドアノブを回し、埃の舞う部屋に入る


タリヤ「窓だけでも開けて換気だけしようかな」


換気をする為に一度少女をベッドに寝かせ、離れようとする


自分から離れようとしたタリヤを見て少女は思わず袖を掴む


タリヤ「あれ?」


タリヤ「起きてた?」


少女「あ、、」


タリヤ「もしかしてずっと起きてた?」


少女「あ、え、、、はい、、」


タリヤ「何で急に寝たふりなんかを?」


少女「す、すいません」


タリヤ「いや、怒ってはないよ、?ちょっと興味があっただけ、話したく無い?」


少女「1人が怖くて、、」


タリヤ「なるほど、じゃあ他の子も連れて来る?」


少女「いや、なんか、、そうでは無くて、、」


タリヤ「ん、、?」


少女「いや、、」


タリヤ「でも他の子はもう寝てるかな、、」


タリヤ「嫌かも知れないけど、俺で良ければ寝るまで隣に居ておく?」


少女「ん!」


少女はぶんぶんと頭を縦に振る


タリヤ「分かったよ、一回手離して貰っていい?」


少女「やだ、、」


タリヤ「部屋、、埃だらけだよ?」


少女「いつもより、綺麗、、だから良い」


タリヤ「そっか、、、」


タリヤ「じゃあ、、寝ようか、」



タリヤはベッドに座り、少女の頭を撫でる



タリヤ「眠れるまでずっと、隣にいるから安心して」


少女「隣で、眠らないの?」


タリヤ「いや、それは流石に、、」


少女「私と寝るの、嫌?」


タリヤ「違うんだ、、本当に、、」


タリヤ(俺の服を一枚だけ着た少女と、俺が同じベッドで寝てるのは本当に、、色々とまずい、、)


少女「お願い、、」


タリヤ「、、わか、、た、よ」



タリヤは結局、眠ってる少女を埃だらけの富豪のヤリ部屋に連れて来て、年下の少女に自分の服一枚だけを着させ、同じベッドで寝る


というあまりにも人に見つかればもう一生、変態ギャブル中毒のロリコン性犯罪として扱われる状況になってしまった



当然、何も起こらず、少女が寝た後に部屋を出て、自室に戻った



タリヤ「はぁ、、危険な状況だった、、」


(今日はもう、風呂に入って寝よう、、)




このに場所に住んでた頃に持ってた服を持って風呂へ行く



服を脱ぎ、血の匂いと、硝煙の匂いが染みついた服を雑に洗濯機に投げ、風呂場に入る



(また、、頭が痛いな、、)


血の匂いと、硝煙の匂いがタリヤの記憶を鮮明に蘇らせる、、


死に絶え、全身の力が抜けるはずなのに、歯を食いしばり、そして目に涙を溜めた死体の姿、、


タリヤは思い出した直後吐き気がし、ゲロを吐く


引き金を引いた後に鳴った銃声を、、命を奪った瞬間のあの指の痺れ、


ただの冷たい金属だったはずの弾丸が熱を持ち、人の命を奪う凶器に変えた瞬間のあの引き金の軽さが、、


(人の命を奪う凶器の引き金の重さは家の玄関のドアよりも軽かった、、)



(人の命とは、一体何なのだろう、、)


(玄関のドアより軽いのか?)


(さっき洗濯機に入れた血の匂いのするコートは何人の血で出来ているのだろうか、、)


(そしてその血は、俺に実力があれば少しは減ってたんじゃないのか?)



1人になってしまったタリヤには今日起きてしまった事を考える時間が出来てしまった



(今の自分はどんな顔をしているんだろう、、)


タリヤは自分の顔を、風呂場の鏡を見て確かめる



風呂場の鏡に映る男の姿は、自分で涙を流してる事にも気づかず、絶望し、自分の無力を嘆き、自身のトラウマに悩まされてる無様な姿だった



タリヤ「なに、、被害者みたいな顔してやがる!」


タリヤは自分の姿が映っている鏡を殴り、鏡を殴り破る、、


タリヤ「はぁ、、はぁ、、奴隷達の命を奪い!、自分の意志で引き金を引いたのはお前だろうが!!」


タリヤ「お前は、犯人だろうが、、お前が殺人犯なんだよ!!」


タリヤ「俺にもっと実力があれば、、全員救えたかも知れないのに、、」


(痛い、、手が熱い、、でも背筋が寒い、、足に力が入らない、、耳からはずっとあの時の銃声が聞こえる、鼻からは硝煙と血の匂いがする、)


タリヤの手は血に塗れ、手は自身の血の熱で暖かく、出血多量で体は冷え、足は精神の疲労により動かない、耳からはトラウマの音が、鼻からは恐怖の匂いがしていた


(駄目だ、、、今日は寝よう、、)



タリヤは飛び散ったガラス片を適当な袋にまとめて洗濯機の横に置き、着替えて自室に戻る





タリヤ「また、、あれを使うか、、」


タリヤは引き出しの中に転がった睡眠薬の入った小瓶を取り出す、、



(これを一気に全部飲めば、、、目覚める事も無く、解放される、、のか?)



タリヤは生唾を飲み、期待の目を向けて小瓶を手に取る、、



ガチャ



部屋に光が差す


こっからは結構のんびりとした日常を書いてるのであまり重いストーリーが無いのでそれを期待してると、あまり楽しめ無いかもです、、

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