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第2話

 さて、そろそろ話を戻そうと思う。僕は今日15歳の誕生日を迎えた。今日は王都にある王立ダイン騎士養成学校に旅立つ日である。

 ちなみに僕のステータスは以下の通りだ。


 名前:ノア・ギマーラ(本名)

 年齢:15歳

 性別:男

 種族:ヒューマン

 レベル∶ 5

 職業:剣士見習い

 体力 :120/120

 魔力 :150/150

 力 :90

 敏捷性:100

 知力 :80

 精神力:50

 運 :60

 魅力 :70

 状態:健康

 耐性値:25

 スキル 剣術LV3 身体強化LV1 気配察知LV2 危険感知LV1 火魔法LV1


 となっている。剣術のレベルに関してはまだ初級段階なのだが、これでも一般的な成人男性と比べてもかなり高い方らしい。火魔法は村で使える人がいなくて教えてもらえなかったためレベルは初級、これは今後に期待している。


 そして、今いる場所は村の外れにある広場である。ここから王都まではハミルから南の町シカドまで歩いて5時間程度、そこからフラベト河沿いを下りさらに2日かかるため、朝早くに出発することになったのだ。家族総出で見送ってくれている。


「じゃあ、行ってきます!」


「気をつけてね!無理しちゃだめよ?」


「ノア、頑張るんだぞ」


「うん、わかっているよ、母さん、父さん」


「兄ちゃんいっちゃうの?寂しいよう……」


 妹のサラが泣きそうな顔をして抱きついてくる。


「大丈夫だよ、すぐに帰ってくるからそれまでいい子にしているんだよ?」


 頭を撫でながら優しく声をかける。


「わかったー!私良い子にして待ってるから絶対帰ってきてね!!」


「ああ、約束するよ。帰ってきたら一緒に遊ぼうな」


 そう言うとサラは笑顔になり、元気よく返事をした。


「うんっ!!約束ね!!!」


 こうして僕の旅立ちが始まった。



 僕は村を出て、一路南に向かって歩き出した。

 時々現れる魔物を倒したりしながら特に問題なく進んでいくことができた。

 そんなこんなでもうすぐシカドの町を過ぎさらに南下していきもうすぐランの町が見えてくるはずだ。


 ………………

 ふぅ〜ようやくここまできたか。


 ここまで来るのに結構かかったけどやっと見えてきた。

 あと少しだ! よし! 頑張ろう!!


 ……あれ?


 なんか向こうの方が騒がしくないか?


 んー?


 何かあったのかなぁ?


 まあ、とりあえず行ってみよう。

 近づいてみるとなんだか立派な馬車と黒いモヤのようなものが見える。


 ………… なんじゃこりゃ!?


 なんで血だらけなんだ?


 えぇ?


 しかも人の死体が転がってるし……。


 どういう状況だよこれ?


 とにかく急いでいかないと!

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