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第1話

 僕ノア・ギマーラが生まれたのはラステア王国の中央に位置する森に囲まれた小さな村セミルだ。


 僕の家族はこの村の村長の家に生まれた父と母、それから妹の4人である。父はこの村の村長にして元騎士でもある。


 今は引退した身ではあるが若い頃は凄腕の騎士として名を馳せたということだ。母も父の小隊メンバーでもあったらしい。妹はまだ5歳でとても可愛い。


 セミル村は人口200人程度の小さな村で村人の多くは農業をして生計を立てている。主な産業としては林業が盛んであり、木材を王都へ輸出している。他にも薬草の栽培や家畜の飼育なども行っている。最近では薬草を使ったポーションの製造にも力を入れている。これらの事業は国からの援助を受けて行っている。


 そして僕は8歳になると父から剣の手ほどきを受け始めた。と言っても本格的な剣術ではなく護身術程度のものだけどね。それでも日々の訓練のお陰か今ではそれなりの実力はあると思っている。


 ちなみにこの世界では10歳になると教会に行って洗礼を受ける。そこで初めて自分の属性を知ることが出来るのだ。

 僕の場合は父が剣を教えてくれたこともあって、剣術に才能があるのではないかと思っていた。だけど結果は、魔力量が他の人よりも少し多い火属性だということだった。なので訓練以外に勉強も頑張った。その中でも魔法の勉強は特に楽しいものだった。と言っても村には火属性の住人はいなくてろくに勉強できなかったのだけれど。

 魔法の属性には火・水・風・土・光・闇の6つがあるのだが、適正が火ということらしい。ちなみに闇は存在は確実にしているけど適性者がいないらしく、その力は未知数とのことだ。

 そしてこの結果は幸運だったと言える。なぜなら火属性が使えるということはそれだけでも戦力になるからだ。

 それに魔獣を倒すことでレベルが上がるというシステムもこの世界にはある。つまり努力すれば強くなれるというわけだ。


 父さんの名前はレイナード・ギマーラ、38歳。身長180cmほどの細マッチョ体型で顔つきはかなり厳つい。髪の色は茶色で短く刈り上げた髪型をしている。瞳の色も同じ茶色で目付きはとても鋭い。騎士時代は相当な手練れだったようで、王国近衛騎士にまで上り詰めたとかなんとか。とにかく強いってことだけは確かだ。

 母さんは名前はマリアといい、肩まで伸ばした金色の髪を後ろで束ねてポニーテールにしている。胸のサイズはやや控えめだがスレンダーな体形をしていてとても美しい。性格は明るく優しいお姉さんといった感じかな。ただ怒るとかなり怖い。いや、本当に怖い。

 ちなみに僕は父さんと同じ茶色の髪で瞳の色は父さんよりも明るい茶色なのだ。

 妹の名前はサラといい、母さんと同じ金色の髪をツインテールにしている。年相応の可愛らしさを持つ女の子だ。瞳の色も母さんと同じ綺麗な緑色をしている。この子も将来美人になること間違いなしだろう。とても可愛い。



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