日間ランキングを好んで読む読者はざまあだけあればよくてラスボスとかとの最終決戦など必要ないのかも?
さて、ランキングを追放ざまあもう遅いが席巻した理由を考えていて思いついたことがあります。
最近の若い人はコンシューマのドラクエのような魔王を倒して終わるタイプのRPGはやったことがなく、ソシャゲのRPGしかやったことがないのであれば、なろうの作品を読むときにも、キャラクターが成長していき、ラスボスを倒してお話が終わる必要性を感じていないのではないかと。
つまりそういう人たちは無双な勇者がざまあされるシーンだけ読めればそれでいいのではないかなと。
ソシャゲって基本的にメインとなるストーリーはお飾りで、それを進めていき最終的なラスボスを倒してお話を完結させるというような構造になっておらず、基本的には常時開催されるイベントをクリアすることをずっと楽しんでいくというシステムがほとんどですね。
で、これって何かに似てると思ったのですが、暴れん坊将軍や水戸黄門のようなマンネリパターンの勧善懲悪型時代劇やドラえもんだよなと。
ドラえもんには一応、のび太がジャイ子と結婚する未来を変えるという目標設定があるはずなのですが、基本的にのび太はそのための努力をするわけでもなく、ジャイアンやスネ夫にいじめられたらドラえもんに泣きついて秘密道具で仕返しをして、調子に乗りすぎてしっぺ返しを食らうということの繰り返しですからね。
なろうの日間ランキングにポイントを入れている読者も実は冒頭の無能勇者のざまあを読めれば満足で、それが過ぎたらまた新しいざまあを探しそれの違いが間違いさがし程度しかなくても、とりあえずは違ってれば満足してまたポイントをつけるを繰り返しているのかもなと思ったのですね。
なので冒頭はざまあがなくて地味だけど少しずつ成長していきちゃんとした目的をもって主人公が行動してラスボスを倒す、ちゃんと物語としての結末があるタイプの話は見向きもされず、冒頭が面白いことに全力をつぎ込んだお話しか日間ランキングに乗らず、ポイントを集められないとしたら、そりゃあ書籍化しても売れるわけないですよね。
10万文字以上投稿された作品にはストーリー評価として別に物語として面白いのかを評価をできるようにして、それで別にランキングを作るとかしないと、今のランキングじゃ書籍化の目安には全くならないんじゃないかな?