ダースベイダー
ひろしとひろことおばけの物語2 作者 けばお
これは、ひろしとひろこのおばけとの戦争の末訪れた国家のトップである王としての物語である。
*少々文章が読みにくいかもしれませんが、随時改良していくので、ご了承下さい。
第6話のあらすじ
ひろしが暗黒面に落ちた。ひろしはまずひろこを犠牲者にし、人間界への侵攻に加担することになった。ひろしに代わって国王となった勇者アインシュタインはひろしの攻撃に防御しようと必死になっていた・・・・・・・
第7話 ダースベイダー
ひろしはピヒチキの前にひれ伏せていた。
「次なる指令だ。勇者アインシュタインと戦うのだ。」
「仰のままに。」
人間界では、ひろこの応急処置に苦戦していたが、何とか錬金術の医学技術により一命を取り留めていた。
「ひ、ひろしはどうしてしまったのです・・・。」
「ひろこ様。目を覚まされたのですね。ひろし様ならきっと無事ですよ。それより、ひろこ様のお腹の中には、赤ちゃんがいらっしゃるようです。」
数時間後。
「ひろこ様。無事赤ちゃんが生まれましたよ。名前はどうしますか。」
「あ、赤ちゃん。ひろしとの赤ちゃん。名前はこうき。こうきにして下さい。きっとひろしを助けてくれるはずです。」
「分りました。」
それから数時間後、ひろこは亡くなった。
そして、ひろしによる人間界侵攻は始まった。
ひろしは、王宮に現れた。
「勇者アインシュタインよ。俺の座によく居座りやがって。」
「ひろし様。お帰りに・・・。なぜ手にライトセーバーを。」
「お前と戦うためだ。」
ひろしと勇者アインシュタインによるライトセーバーを使った戦いが始まった。
(勇者アインシュタインは、空から落ちてきたライトセーバーを拾っていた。)
ブーン、ブーン。
「ひろし様、こんなことしても、何にもならないぞ。」
「うるさい。俺の座に座っているあんたが憎いのだ。」
「人間界を背負っていく者がおばけの誘惑などに負けてどうする。」
そう言い放った勇者アインシュタインは、大きく振りかぶり、ひろしを真っ二つに切った。
「あ、あ、あんたが憎い。」
「きっと、ひろし様なら帰ってきてくれる信じています。」
そう言うと、勇者アインシュタインは去っていった。
そして、そこにピヒチキがやってきた。
「まあ、なんと無惨な姿に。すぐに蘇生してやるからな。」
おばけの世界に連れて帰られたひろしは、ピヒチキの暗黒のフォースの力により、半永久的に生きられる体に生まれ変わった。
「ひろしよ。お前は生まれ変わったのだ。いいか、今日からお前の名は「ダースベイダー」だ。」
「はい。あなた様の名の元に。May the force be with you. 」
一方で、ヘカッテは、人間界を救出するために、魔物の生成に取り掛かっていた。
「どうやら、人間界は、おばけの出現により、絶望の淵にあるみたいだね。これから、私がきっと未来で人間達と同棲してくれるであろう魔物を生成する。」
「ま、魔物ですか?!それは、かつて魔法界で生きていたあの魔物のことですか?!」
「そうです。彼らを甦らせるのです。」