表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

時空漂流体ウラシマ

作者: Acta est fabula.

硝子体(ガラスボディ)旅人(ウラシマ)

今日も今日とて旅をする

那由他の海を股に掛け

見果てぬ大地に胸焦がす


水面に揺蕩(たゆた)い、微睡(まどろ)めば

思い出すのは産業革命(スチームパンク)

空を見上げて海猫見れば

懐かしいのはライトフライヤー号(イカロスの夢)


水面に揺蕩(たゆた)い、微睡(まどろ)めば

いつか夢見た黄金時代(ベル・エポック)

空を見上げて雲見れば

忘れたいのはキノコ雲(ウラノスの悪夢)


がらんどうなその体に秘めるのは、

宇宙にも入りきらない壮大な物語

未来に夢見た双子の兄は、

(そら)の最果てで竜宮城(スターボウ)を見る


月日でくすんだその体が護るのは、

五劫経っても色褪せない斬新な物語

過去を生きた双子の弟は、

年下の兄(ウラシマ)との昔話に花を咲かせる


「拝啓、今では無い何時かに住む君へ

私の今は君の過去であり、君の過去は私の今である

この時代の輝きは、君の時代でも観測できただろうか?

君達が望遠鏡を覗きこんだ時、

在りし日の星空に思いを馳せるのだろうか?


拝啓、今では無い何時かに住む君へ

私の未来は君の今であり、君の未来もまた私の未来である

君の生きている時代は、私のいる時代よりも輝いているだろうか?

未来の君達が望遠鏡を覗きこんだ時、

今の君達の放つ輝きに思いを馳せるのだろうか?」


硝子体(ガラスボディ)旅人(ウラシマ)

今日も今日とて旅をする

那由他の海に別れ告げ

見果てぬ大地で「君」と会う

■詩を書くのはこれが初めてです。なので勝手も分からず、ただ真っ先に頭に浮かんできたイメージを綴りました。因みにこの詩は「A-B-B-C-C-D-D-A」方式を取っています。つまりどういうことかというと、一番目の段落と最後の段落は共通の文体で、二番目は三番目と、四番目は五番目と、そして六番目は七番目と、やはり同じスタイルで書いています。日本の詩にそういった形式が有るのかは分かりませんが、自分は取り敢えずこうやって段落をグループ分けしたほうがしっくりくるので、これからも(もし詩を書く事があったら)このスタイルを取っていくと思います。

■ここまで読んで下さり、真に有難うございました。感想・評価共に心よりお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] これは小説というより詩のような感じです。どちらにしてもわかりにくいです。わかりやすいものを作ってください。
2018/04/16 13:50 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ