タイムを計りたくなるのが人情と言うものでありまして……
世の中はクリスマスに向け一直線。と言う時期に入って来ましたが、そのような救世主がやって来ることの無い身としましては、冬の悪霊=寒さから身を守るべく身体を鍛える日々を過ごしているのでありますが。
ジムに通い始めまして、徐々に走ることが楽しくなって来た私。走ることの出来る距離も10キロを超えてきますと
(……そろそろタイムを計りたくなるものでありまして……。)
かと言いまして大会に出ることが出来るだけの安定感があるわけではありませんし、テレビなどで放映されています大会のイメージが
(……キロ3分でラップを刻むことが出来ない人は邪魔なんだろうな……。)
(……でもタイムを計ってみたい……。)
と言う思いが募りまして、他人に迷惑を掛けることなく出来るところはどこだろうか?最初に思い浮かびましたのが陸上競技場。一周400メートルに定められていますので、あそこなら本当のタイムがわかる。と試しに周辺の陸上競技場の使用料を検索しましたところ、特に興行目的で無く、貸切るわけでなければ50円も用意しておけばお釣りが帰って来ることがわかりました。
(でもな……。今のスピードで走るには勇気が居るな……。)
(仮に10キロとなると……25周走ることになるんだよな……。)
(……ゆっくり走ったとしても怒られるわけではありませんが。さすがにキロ6分ペースで刻むには気がひける……。)
(……別の方法を考えてみようか……。)
と探しましたのが、
【ロードレースの大会で使われているコースを走ってみる。】
でありまして、その中で見つけましたのが地元豊橋で行われます10キロの大会のコース。場所が港近くと言うこともありまして、平日は大きなトラックが行き来する場所なのでありますが、休日は基本何も走っていないことに加えまして、信号が一つしかない。そしてなにより歩道が完備されている。
(……ここなら迷惑を掛けることなく走ることが出来る。)
ただ
(……休日はクルマが走っていないところでありますので、倒れない程度に。)
と走ることが好きな人が皆。ハーフマラソンを走っている日に、そこから5キロ程離れた10キロのコースを走ることにした私。ここで走りかたのコツとして参考にしたのが某公共放送の走る人向けの情報番組でありまして。その番組の中で「元祖山の神」と称されているかたが仰られたことは何であったのか?と言いますと
「最初の1キロと、身体が温まった時こそペースを抑えるように。」
と、オーバーペースに陥りやすいポイントが紹介されておりまして。そのことも意識しながら最初の5キロの折り返しまで走りましたところタイムは
【28分】
と刻まれていました。
そこで次のアドバイス。
「残り5キロになって、余力があるのでありましたら徐々にペースを上げていきましょう。」
を参考にピッチを上げ、大会では関門となっているポイントを曲がり残り1.2キロ。
(ここまで来れば……。)
と更にピッチを上げ、10キロ走り切った時、目にしたタイムが
【52分】
で。改めて今回走ったコースの大会の概要を調べましたところ制限時間は80分。
(……完走することが出来るんだ……。)
で今のタイム52分で仮に走った場合。自分はどの辺りになるのだろうか……。
と結果一覧(2015年男子10キロ)を見ましたところ
(……丁度真ん中辺りになるのか……。)
(……もう少し欲を出してみよう……。)
と後日、改めて前回よりも踏み込みながら走りましたところ
(……48分……。全体の上位3分の1。)
これがハムスターマシン時速10キロ傾斜2.5%を30分を続けた時の現在地(2015年段階)であります。