ハムスターマシンの現実
再びハムスターマシンに足を運んだ私。正直、どれくらいのスピードにしていいかわからず。周りの設定を見渡しまして
(……とりあえず時速10キロ)
でスタートしましたところ意外に走れるものでありまして、調子に乗って設定を速くしていきまして最後。14.5キロにまで上げその日を終えた私。
(……こんなものなのかな……)
と翌日、実際の路面を走ってみましたところ
(……全く持って走ることが出来ない……。)
何故か?答えは簡単。実際の路面はハムスターマシンとは異なり動くことが無いから。前日、私がハムスターマシンの上でやっていたことは走っていたわけでは無く、マシンが動かすベルトの上を足踏みしていただけ。
(……これでは意味が無い。)
とハムスターマシンについて調べてみましたところ、デメリットの1つとして前へ押し出す力が少なくとも、走ることが出来てしまうことが挙げられていました。……と言って実際のランニングに適合しないのか?と言いいますと必ずしもそうでは無く、傾斜率や走り方をピッチ走法にすることにより、より実際の路面を走る状態に近づけることが出来ることがわかり、加えてこれはハムスターマシンのメリットなのでありますが、機械がペースを決めてくれるため、長距離を走るのに重要なイーブンペースを保って走る練習に向いていることも知ることが出来ました。そこで設定を時速10キロの傾斜を2.5%と決め、
(……これを確実に30分走ることが出来るようにしよう。)
とジムに通うことが出来る日の1つのルーティンに加えることにしました。
休みの日。試しに外を走ってみますと、スピードはともかく。
(……走ることが出来るようになりまして……。)
傾斜をつけていたこともありましてか。
(……上り坂も苦にならない。)
……とこれまで越すに越すことが出来なかった吉田大橋を無事渡り切ることが出来、日頃の30分間走がうまく働いているのでありましょう。リズムに乗ってそのまま牛久保駅。更に進んで豊川駅。牛久保の坂を上り豊川の市役所を経由して豊川稲荷まで。
(……スピードはともかくとしまして)
走り切ることが出来るようになりました、ジムに通い始めてから3ヶ月経過した時の私でありました。