表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

化け同心捕物帖

きつねと同心

作者: 山吹弓美

「辰馬坊、相変わらず無茶をするんだから」


 宵闇の中からふわりと現れて、かずらはうっすらと笑う。吊り気味の目が細められて、まるで。


「悪かったな。どうせ俺は人だしよ」

「人同士ならいいんだよ。相手はあたしらとおんなじ、あやかしじゃないかえ」


 まるで、じゃなかった。そもそもかずらは、狐なんだから。


「坊に傷をつけるあやかしはねえ、あたしがほっとかないよ。魂も残さず散らせてあげようね」


 その狐が、どうして俺なんぞにこうもひいきしたがるのか。


「化け同心、かずら。お役目によりその方ら、成敗いたす」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 続きが読みたくなる作品でした。設定を盛って読んでみたいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ