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1。入学と再会

入学式にふさわしい春の陽気。。。


誠也「あー、ブレザーがよかった」


賢「学ランいやなのか?」



佐藤誠也。清川高校の入学式に参加します。

最近の悩みは寝癖が直らないこと。



誠也「いやに決まってんだろ!何で中学高校揃って学ラン着なきゃならないんだよつまんな」


賢「いや、いいじゃん。学ラン、俺好きだよ」



杉谷賢。幼馴染の誠也と一緒に入学する男子の中の顔と学力の偏差値がトップな男。そして



賢「だって学ランってシャツ着なくていいから超楽じゃん逆にラッキー」



面倒臭がり屋である。

最近の悩みは右目だけ二重になること



誠也「俺は…。」


賢「彼女いない歴=年齢じゃん。ていうか、それより、お前サッカーのスカウトきてたよな?」


誠也「そうだけど」


賢「そうだけど、じゃねーよ!わざわざ断ってよくその頭で清川受けようと思ったよな!」


誠也「お願いだからもう少しオブラートに包めよ!間違ってはいないけど!!!!」


賢「スカウトだぞ?!勉強しなくても入れるんだぞ!どうしてそんな面倒なことを」


誠也「え?そんなの決まってるだろ、まだ賢と一緒にいたいと思っ「そういうの今いらない」……」



誠也「約束事があるんだよ」


賢「約束?」


誠也「うん。佐々川蓮香っていう女の子がいたんだけどさ。ここの高校でインハイ出るって約束をしたんだよ」


賢「え?いつしたんだよ」


誠也「小学校」


賢「小学校お?!」


誠也「ビックリしすぎじゃねえの??」


賢「いや、おまえのその純粋さに感服する!小学校の時の約束なんて本気で大丈夫なのそれ?!」


誠也「本気だよ!じゃなきゃサッカーのスカウト断ってまでここにいないから、心配すんな!」


賢「俺はおまえのそういうところを心配しているんだぞ」


誠也「は?意味不明だよ…あ、クラス貼ってある」


賢「確かここ3年間クラス替えないよな」


誠也「え?!そうなの?!心配だなぁ」



2人は普通科の4クラス中、C組であった。



誠也「あ、同じだ!!やったね」


賢「おー、ちょっと安心」


誠也「ちょっとってなんだよ!!素直に喜べ」


賢「はいはい、とっても嬉しいよー(棒」



誠也はクッソ腹たつと言いながらC組に向かった。



賢「ところでまずこの高校に佐々川さんっているのか確認したのか?もしも入学してなかったらおまえもう終わりじゃねーか」


誠也「え、大丈夫だよ(((ガッツンッッッッ!!!!!




金属音のような鈍い音とともにある女の子が

うずくまった。


状況からして、階段につまづいて転んだらしい。


連れの女の子「ちょっとっwww

進学早々笑わせないでっwww」


マスクをしていてよく見えないが、かなり恥ずかしがっているように見える。



誠也「あ、マスクのあの子が佐々川蓮香」


賢「ええ〜?!俺のワクワク返せよ!」


誠也「え、なんかゴメン」


賢「いや、もう…うん、よかったな…」



誠也は久しぶりに見た蓮香を目で追っていた。



賢「…で?おまえは佐々川さんが好きなんだ?」


誠也「えっ?!いや、えー、んー、うん」


賢(身長以外本当子供だよなこいつ)


誠也「あれ?!C組に入ってく!」


賢「…ハァ。よかったじゃん、頑張れよ」

賢→イケメンスマイル


誠也「………賢、退学してくんない?」


賢「は?」







担任「さあ、みんな席ついてー」

キーンコーンカーンコーン



早川「えーC組の担任の早川です!早速だけど時間ねぇから出席とるよー?呼ばれたら手ェ挙げろ、阿部!伊藤!……」


誠也(えー。嘘だろ。佐々川さん俺の後ろ!

最高か!!!今日いっぱいプリントもらうじゃん)


賢(えー、最悪、、、右隣佐々川さんかよぉ…これフラグとか…いや、一応フラグ立ってるのか?でもフラグの立て方間違ったよな?絶対間違ったよな?!)



だが、よく考えてみると、誰でもわかるおかしいことがおきているのがわかるだろう。


そう。




2人(……あれ?「佐々川」…??)



ささかわ

さとう



…あれ???何故「佐藤」の方が早いんだ????

と考えているうちに…



早川「佐藤誠也!」


誠也「あっ」すっ


早川「はい、次だから佐藤蓮香!」



2人(…さ、佐藤………!!!!????)





佐藤“さん”の白い手が少し遠慮気味に挙がった。











________これが始まり。




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