5/116
こんにゃくいも
風船爆弾と言う物を聞いたことがある人は意外と多いのは無いでしょうか?
太平洋戦争末期、劣勢の日本はアメリカ本土を日本から直接叩き士気を落とすために日本国内から巨大な風船に爆弾を付けて放ちました。
その風船は偏西風に乗ってアメリカ本土に到着し、時限式で爆弾を切り離し爆撃すると言う『ふ号作戦』です。
この時に使われた風船の材料は、なんとも和風テイストだったのは意外と知られていません。
その材料とは。
なんと
なんと
和紙にこんにゃく糊を塗り付けたものでした。
こんな物で戦果は上がるはずはありませんよね……。
アメリカの被害は山火事数件と木に引っかかった風船爆弾を外そうとした民間人が爆死したのが唯一の戦果だったそうです。
作った日本では、戦後暫くコンニャクの種芋が極度の品薄になったとか。
畑に植えて、冬には堀りあげる。
こんな作業を3年繰り返して育てるコンニャク芋を使いまくれば品薄にもなりますね。
畑に生えてるコンニャク芋をみて、兵器に使用されないことを切に思うのでした。




