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シソ

 小暑の頃。

 梅雨も半ばを過ぎ蒸し暑さの為、食欲も減退しちゃいます。


 そんな時に嬉しいのが紫蘇、青シソを薬味として振りかけると独特の香気が食欲を掻き立ててくれます。

 魚、肉類、麺類、果ては白ごはんまで万能に近い働きをする日本のハーブです。

 

 しかし紫蘇をメインとした料理は聞いた事が有りません。

 あくまでもサポート役。

 もしサポートをメインに据えて作ってみると……――シソサラダ、シソてんこ盛りの豚シソ巻、シソのおひたし……。

 考えただけで美味しく無さそうです。

 

 同じ葉物野菜である白菜やキャベツと大きな違いがあります。

 それは自己主張の強さ。

 白菜や大根のような癖や香りが少ない野菜は色々な料理に使えますが、香りが強い野菜は使い道が限られてきます。

 メインの食材には厳しいのかもしれません。

 

 小説も同様だと思います。

 奇を衒う小説も稀には必要でしょう、同じような小説が氾濫して食あたり気味の際には。

 しかし、あくまでも薬味。

 メインとなるのはあくまでも王道で古典的なテーマ――任侠や友情、恋愛などなどに最終的には行きつくのでしょうね。


 人間の本質とは、人間が人間である限り変わらないものですから。

 きっと千年後の人々も三国志や水滸伝を読み、英雄たちの物語に心を躍らせるのでしょうね。

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