もち米
昨日台所の片隅でもち米を見つけました。
折角なのでオコワにして食べてやろうと思い、一晩水に漬けて小さなセイロで蒸し上げること一時間……。
なかなか蒸しあがらないなぁ~と待っていると蓋をあけて愕然としました。
――もち米はべたべたのぐちゃぐちゃ、しかも中は芯が残っている状態。
つまり半煮え飯状態でした。
(雪の進軍かっ!)
仕方がないので、焼かない乾魚と一緒にカジりつくか…。
否っ!!
ここは日本国内、故に文明の利器電子レンジという物があります。
泣く泣く半煮え飯をレンジで暖め直し、不味いのを我慢して何とか完食しました。
しかし、コノママじゃ終われない……。
不味いおこわを食べつつ、半煮えの原因を考えてみると有ることが頭に浮かびました。
富士山頂の話を。
――山頂では気圧が低いので、釜の温度が十分に温度が上がらず半煮え飯になると。
犯人は其れだっ!
冷静に考えると、こっちが使うのはプロが使う蒸し器では無く、一〇〇均で買った竹のセイロ。
其れを小さな鍋で蒸そうとしたら、蒸気も冷めてもち米も半煮えにもなるよねぇ…。
プロのおこわが美味しいのは大きな鍋で大量に蒸すから温度が下がらず蒸し上がり、ふっくら美味しいわけか……。
こちらも大きな鍋で大量にオコワを蒸すという衝動に駆られること数回。
店にある業務用鍋を買いに走る寸前で理性によりストップしました。
数日間ずっとオコワ生活はしたくない。
それ以前に、巨大な鍋買った日には家族から非難が集中する事は必至。
――台所を荒らしたA級戦犯として袋だたきに会いそうです。
そこで、どうしたものかと考えること半日。
自分は富士山では圧力鍋でご飯を炊くという話を思い出しました。
つまり、圧力鍋で蒸せば良いのだ♪
そして翌朝、自分にリベンジのチャンスきたる。
『復習するは我にあり!』
前の日から水に漬けておいたもち米を小さなセイロに入れると、セイロごと湯が沸き立つ圧力鍋に投入。
(言うまでもなく、セイロが直接水にかぶらないように上げ底ですが…)
……蓋を閉め圧力が上がったら10分で火を止め、そのまま待つこと10分。
そして恐る恐る蓋を開けてみると…。
結果!
もちもち、シャッキリの店で買うような おこわが蒸し上がっていました。
大成功♪
やはり半煮え飯は、温度が上がらない事が原因だったようです。
逆に温度さえ上がれば、少量でも店で買うような感じに仕上がる事が分かりました。
おかげで今度からは何時でも好きなときに美味しいおこわが食べられそうです。
小説も同様では無いかと?
受けない理由を冷静に分析し、その訳を解決して行けば自然と読者受けの良い小説になりそうです。
しかし、おこわが食べれる歯の丈夫な読者も居ればお粥しか食べないような読者居ますので…。




