奇跡の笑顔
そして、月日は経ち、二年後になりました!!俺は、21歳、健伸は高校2年生になります。
ある日の日曜日、姫乃が久し振りに来た。
「先輩、こんにちは」
「こんにちは」
俺はとうとううまく機械で話せることに成功しました。もちろん、感情は作れませんが、機械はうまくこなせることができた。
「先輩に会ってないから、なんか、寂しかった」
「うそつけ~」
「ほんとですって」
「まぁあ、来てくれてありがとう」
【姫乃さん、ゆっくりして行ってね】
「はい、健伸君のお母様」
相変わらず、性格はあのままでした。変わってほしかったなぁ~
「先輩、面白いですね」
「なにが」
「なんか、ロボットって感じ」
「だろ?かっこいいだろ?」
「うん」
「今、どこの高校行ってるの?」
「普通科です」
「そうか。頑張ってるんだなぁ」
「はい!!先輩も頑張ってるんですね」
「なに、その言い方。早く死んでくださいみたいな言い方」
「いえいえ!!そんなこと思ってませんよ」
「そうか。俺も生きててよかったなぁって思う」
「そうですよね。よかったです!!」
「うん」
「あっ。すみません!!部活の時間なんで帰りますね?またね」
「うん」
そういって、姫乃は部活に行ってしまった。俺は、人工呼吸器を使おうか迷っていったけど、人工呼吸器にして正解だったなぁって思います。もちろん、不満なことはたくさんあるけど、生きる喜びも知りました。
『ただいま~』
「おかえり」
【おかえり】
『兄貴、今日さぁ、かわいい子見つけた』
「そうなんだ。ふられた?」
『なんでそうなるの!!』
【えっ。また、フラれたの?健伸】
『母さんまで~』
「みんな、お前のことふれられたの?ってみんな思うよ」
『なに、酷くない?』
「ぜんぜん」
『兄貴!!このやろ~!!』
【お母さんは、健伸がふられたら悲しむわ!!一緒に。】
『母さん・・・・』
「嘘に決まってるでしょ?」
『えっ?嘘?』
「母さん、後ろで笑ってるぞ?」
『あっ・・・ほんとだ』
「かわいそうに」
『母さんもひどいよ』
(うっ)
『兄貴?』
【陸人?】
『兄貴!!おい!!』
【陸人~!!】
(119番にかけてる)
『兄さん!!おい!!大丈夫か!!』
すぐに俺は、救急搬送されました。
「陸人さん、聞こえますか?ここは病院ですからね」
「・・・・・・・・」
健伸と母さんは俺が助かるのを祈っていました。
『どうか、兄さんの命だけは!!とらないでください』
【陸人。がんばりなさいよ】
そして、手術が終わりました。結果は、無事成功でしたが、もう体力の限界らしく、今日が山場だといわれました。俺は二、三時間後、目を覚ましました。
『兄さん?よかった』
【陸人、よかった】
俺はいつもの電子ボードで会話を打ちました。
「ごめんね?いつも」
【なにをいってるのよ】
『そうだよ』
「なんか、息苦しんだ。だから、俺の最後のメッセージ聞いて?」
『最後だなんて!!』
【そうよ。最後にしないで?】
「健伸、俺の弟でいてくれて、ありがとう!!健伸はそんな、強くないけど俺でよく発散してたよね?どんなに辛い時も、苦しい時も俺にぶつけてくれたよね?健伸は、勉強もできるし、やさしい性格だから、結婚相手はいい人できるよ。健伸は、俺の自慢の弟です。ありがとう!!」
『うっ・・・・・こちらこそ、ありがとう』
「母さん、いつも迷惑かけてごめんね?なんか、自分の言葉で言えないのはすごく残念だけど、この機会を通して言います。母さん、前に言ったよね?こんな体にしちゃって。五体不満足で産んであげられたけど、健康の体に産められなくてごめんね?って言ってたでしょ?前。別に気にしてないよ?むしろ、俺を産んでくれてありがとうね?子供が先に死んでいくのは親不孝なことだけど、ごめんね?母さんは、何も悪くないよ。むしろ、母さんとか健伸がこの病気にかからないんですんだし、二人は俺の分まで生きてね?病気は俺がすべて引き継いたんだから、これで二人は病気はしないよ?だから、二人は健康でね。母さん、いつもいつもありがとう。俺のために頑張ってくれて、おいしいご飯をつくってくれて、たくさんの愛をくれてありがとう!!母さんの子供でよかったよ!!ありがとう」
【陸人!!】
『兄さん、最後に笑ってよ』
(にっこり 笑顔)
俺は、最期すごい笑顔で旅立ちしました。俺もなんだか、笑顔で死ねてよかったと思います。俺は21年生きたことはすごいことだなぁと俺は思った。
俺の21年間は、最高の人生でした。俺には、母さんがいて、可愛い弟がいて、その弟が兄貴って頼ってくれて、母さんは美味しいご飯を作って待っててくれて、いい家族のところに産まれてきたんだなぁって、思いました。
それから、俺が死んで五年後の夏・・・・・
『母さん、兄さんの墓参り行ってくるね!!』
【待って!!母さんも行くわ!!】
そう、今日はお盆の日です。俺は、健伸と母さんが迎えにくるのを墓の前で待っていました。
『兄さん、来たよ?』
【陸人、きたよ?】
「いっらしゃい」
『うん?』
【どうしたの?】
『今さっき、兄さんの声が・・・』
【気のせいよ!!】
『そうかなぁ?』
【そうよ。】
『兄さん、一緒に家に帰ろ?』
【そうね、帰りましょうね?三人で】
『兄さん、ほら俺の背中に乗れ』
【お兄ちゃん喜んでるかもよ】
『そうかなぁ?まぁあ、俺も大きくなったしね』
【さぁ、帰ろう!!】
『お~!!』
俺は、この夏久々に家に帰ってきたのでした・・・・
「ただいま!!みんな!!」
この物語はフィクションであります!!




