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Short Films

止まり木【200字小説】

作者: 新夜 詩希

 憂鬱な雨。羽が濡れた私は一時の休息を求め、とある木の枝に雨宿り。

 こう降り続くと嫌になる。目的地まではまだ遠い。私はそ知らぬ顔で雨を降らせる曇天を睨む。


「好きです!」


 不意に下から響く声。視線を落とすと一組の男女が互いに顔を赤らめていた。あらら、どうやら告白現場に居合わせちゃったみたい。

 告白に呼応するように覗く晴れ間。何だ、結構イイトコあるじゃない。

 私の気分も晴れ渡る。さて、もうちょっと頑張ろうっと。

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― 新着の感想 ―
[一言]  たった200文字とは思えないほど豊かなイメージが頭の中に次々に浮かびました。  梅雨に入ったばかりの6月の住宅街、放課後、傘を差した中学生ふたり。  羽を休めたのはもしか、キューピッド…
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