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熟成した復讐

作者: 島島
掲載日:2025/11/20

あなたは憎んでいる相手はいませんか?

私はいます。

私が確かに抱き、いまも静かに熟成し続けているその輪郭を、ここに言葉として記しました。

あなたのような薄汚い人間ほど、なぜ会社にしがみついていられるのか。

無能ほど騒ぎ立て、だらしない体を揺らしながら周囲に迷惑を撒き散らすあなたを見ているうちに、私はいつしか、同じ容姿を持つ人間にまで嫌悪を覚えるようになった。


それでも、一つだけ確かな変化があった。

「あなたのようには決してならない」という思いが、私の生活を確かに変えていったのだ。

身なりを整え、清潔さを保ち、姿勢を正す。そうした行為は、私自身を守るための習慣となり、結果として私は以前より綺麗になれた。


本来なら、これからもあなたを憎み続けたい。憎しみは容易に消えるものではないし、その感情さえ、私を前に進ませる燃料だった。

だが長く抱えれば毒となることも分かっている。だから私は、やる気が落ちた時だけ、あなたの存在を思い返すことにしている。


ただ一つ、あなたに告げておきたい。

熟成された憎悪とは、忘れた頃にこそ姿を現すものだ。

あなたが油断し、だらしない体を椅子に沈めて笑っているその瞬間にこそ、それは襲いかかるだろう。

いつかは分からない。

ただ、必ず訪れるという確信だけが、静かに底へ積もっている。

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