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【とぎれとぎれの】/【野生生物観察(陸海空シリーズ)】<FA:萩尾滋さんから>

 気まぐれに「#物書き即興力テスト」にチャレンジしてみました。

 勝手に「お題の言葉を使わずに表現、文字数は指定数ではなくワンツイート縛り(改行含まず)」でやっています。

6月22日

今日のにけさんのお題は『縁側、鳥居、海岸』です。140字以内で書いてください。

#物書き即興力テスト


【とぎれとぎれの】@NikeNilce


 気付けば波打ち際にいた。

 間近に建つ日本家屋の板敷に腰掛けて、裸足で。

 波が時折指先を掠め、満潮になったら屋敷はどうなるのだろう等と考える。


 振り返って見た座敷には白木の神棚。

「ここはどこだ。私は」

「大丈夫。何も怖くないわ」

 手の甲に冷たい手が重なる。

 そうだ。ここは彼岸。

 私は死んだのだ。


*****

パッと浮かんだママ書くと発想に一定のパターンが出てきた。

あちら側に行かない海の話もしたいですね。



6月23日

今日のにけさんのお題は『居残り、アルバイト、屋根瓦』です。280字以内で書いてください。

#物書き即興力テスト


【野生生物観察】@NikeNilce


「住職から夜食」

 梯子を登り屋根の上の陸に肉饅を渡した。

「九時か」

 陸は腕時計を覗き込む。


 住職の依頼でムササビを張って三日。

 未だ動きはない。

 金はいいが退屈な仕事だ。


「奴らも寝てんだろ」

「バカ夜行性だ」

「……そっか。後は頼む」

 当番の陸を残し降りようとすると何かが梯子に飛んで来た。奴だ!


*****

ムササビはテンションが上がりますね!

挿絵(By みてみん)


「とぎれとぎれの」に寄せて

萩尾 滋さん 

https://mypage.syosetu.com/831976/ よりいただきました。


 あの世(彼岸)の淵にたつ日本家屋の縁側から此岸を見やる私の絵です。

 波打ち際でちょうどこうして足を浸し途切れ途切れの記憶が行ったり来たりしているのです。

 素敵な絵をありがとうございました!!


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